宿儺(スクナ)カボチャ その1
土日の高山旅行、飛騨に行ったら会いたいものがありました。宿儺(スクナ)カボチャです。わたくしは3年前に新宿伊勢丹の野菜売場でスクナカボチャに初めて会い、こんなカボチャもある!と興味をひかれてつい買ってしまったことがあるのです。
そのときのメモがこれ⇒http://www.wordsworks.co.jp/vege/webmaga/depa/depa_010.htm
宮川朝市に出ていたスクナカボチャ。 ↓
いろんなカタチがある。細長いのは確かにスクナね。楕円形のは…?
3年前に東京で会ったスクナくんは半分に切ってあり、長さ18cmだった。ということは全長36~40cm。だが、ここにあるのは50cm以上。かつて出会ったあのスクナくんはベビーだったのかしら。
陣屋の朝市にあったスクナカボチャ。↓
まるで古代の生き物みたい。
スクナカボチャは皮がすごく固く、ナタで割るほどだといいます。でも、3年前のスクナくんはフツーのカボチャよりも切りやすかった。ということは、やはり、おとなになっていなかったのかなぁ。
丹生川(にゅうがわ)町にある乗鞍ファーマーズマーケットの売場。↓
丹生川はスクナカボチャ研究会があり、生産されているところだけあって、スクナカボチャが山になっていた。1本1000円くらい。4~5本、買っていく人もいます。重そう。
研究会の代表の方のお話によると、スクナカボチャの由来はよくわからないとか。わたくしは3年前のメモに、約10年前に越後から高山に来た杜氏がもってきたタネという話を書いたのですが、それは諸説あるうちのひとつで、10年前ではなく数十年前だそうです。いずれにしても、研究会の方がわからないとおっしゃるのですから、どのように栽培が始まったのか、確定できないということでしょうね。
スクナカボチャの生産はお勤めをリタイアしたり、農業の第一線から離れた方などお年寄りが多いとか。採算が合わなくても続けていけるのは、その辺らしい。
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