健康コンシャス・モロヘイヤ
モロヘイヤはエジプトを中心とする中近東、アフリカで作られている野菜です。エジプトでは5000年も前から普及しており、家庭にはモロヘイヤ専用の包丁もあるというのですからハンパじゃありません。「クレオパトラも愛した」というのもウソじゃないでしょう。高温で乾いた熱帯の砂漠でも育つ、貴重な緑黄色野菜なのです。
エジプトでは、モロヘイヤは「ムルヘイヤ」。もとは「ムルキイヤ」でアラビア語の「王様の野菜」の意味とか。どんな薬でも治らなかった王の難病がモロヘイヤスープで治ったという故事から名づけられたそうです。日本に入ってきのは、1980年代といいますから、比較的新しい野菜です。
いま、日本の食のマーケティングに欠かせないキーワードは「健康」ですが、このモロヘイヤも健康コンシャスから出回るようになりまた。
食MAPというマーケティングのデータは、消費者の健康コンシャスを6つに分けています。
- 摂りすぎ注意……塩分などの摂取をおさえる
- 栄養バランス……野菜中心にバランスよく
- 食卓バリエーション……旬の食材などを使い、変化を大事にしている
- 和食ヘルシー……大豆、野菜、海藻などを積極的に摂る
- ポジティブヘルス……健康増進、生活習慣病予防などを意識している
- 添加物注意……添加物の摂取を控える
モロヘイヤを使う人の意識はどうか、というと、2の栄養バランス、3の食卓バリエーション、4のポジティブヘルスが強いのではないかと思います。なかでも4のポジティブヘルス意識がいちばんかも。
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