意外なジャガイモたち
ダンシャクは、包丁の切れが悪く、うまくスパッと切れていません。それほど硬かったのかもしれない。
メークインは姿も切り口もスッキリしています。このジャガイモ、英語でMay Queen (5月の村祭りの女王)でしょう。だからカタカナでは、「メイクイーン」と書きたくなるんですが、品種名「メークイン」が正しいらしい。
最後がキタアカリです。今回のものは、ほかのジャガイモより小ぶり。なかの色が黄色。「黄金ダンシャク」とも呼ばれるのは、キタアカリのお父さんがダンシャクだからでしょう。
この3種類を、うちの定番「ジャガイモの染め煮」にしてみました。ひとつの鍋をクッキングペーパーで区切って、3つ同時に煮たのです。落としぶたをしてコトコト。うまく行くかなと思いましたが、煮汁はよくまわっていたようですので、味つけや火加減、調理時間など、かなり近い条件と言ってよろしいのではないでしょうか。
できたのがこれです↑
左から、キタアカリ、ダンシャク、メークイン。
味がいちばんよくしみて、ほっくりと煮くずれて、この料理に合っていると思ったのはキタアカリでした。
次にホクホクしていたのがメークイン。最近のメークインは粉質のものがある、と時々聞くのですが、なるほど、これですか。でも、おジャガ自身の味がなんかハッキリしないなぁ。
ダンシャクはホクホクどころか、水分を多く含んでいて、ちょっと粘質な歯触り。なんか間違えたのかしらと思うくらい。でも、品種は間違えないように、注意して煮たつもりです。
ホクホクのはずのダンシャクと煮くずれしないはずのメークイン、意外にも逆でした。今回のおジャガたちがたまたまそうだったのかもしれません。機会があったら、また比べてみよう。
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