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2005年10月19日 (水)

10月の八百屋塾から りんご

6apples01 東京の八百屋さんの勉強会、10月のテーマ、その1はりんごです。6種類のりんごを食べくらべました。
皮ごと食べると、どれもパリパリという音が聞こえそうな、緻密でかたい肉質。こういうの、わたくしは大好き。いちばん甘かったのは、シナノスイートかな。それでも軽い甘さでした。
最初に口に入れると、渋みと酸味、甘みのバランスがそれぞれ違うのですが、その違いを表現するのはとてもむずかしくて、も少し、も少し…と食べているうちに、わからなくなってしまう。まだまだベロメーターの鍛え方が足りないのです。

  1. 弘前ふじ
  2. 昂林
  3. ジョナゴールド
  4. 秋映
  5. シナノゴールド
  6. シナノスイート

■弘前ふじ、青森産↓Hirosaki01
「ふじ」という品種はもともと晩生なのですが、これはそれより約1カ月前に収穫できる変わり種なのだそうです。青森のあるりんご農家が、ひと枝だけ早く熟しているのをみつけて、それを新しい品種にしたとか。「枝変わり」というらしい。不思議なことができるもんです。

■昂林(こうりん)、青森産↓Korin01
福島で発見された品種だそうです。片親は「ふじ」とわかっていたのですが、相手が不明だった。で、遺伝子を調べたら、枝変わり、または単為生殖の可能性が高いと判明したのでありました。

■ジョナゴールド↓J_gold01
「ゴールド」ということばが入っていると、黄色いイメージがありますが…。これは「ゴールデンデリシャス」×「紅玉」。ニューヨーク州農業試験場で誕生しました。日本へは1970年にやってきた。

■秋映、長野産↓Akibae01_2
これ、「あきばえ」と読みます。知人に、秋映という雅号をもつ方がいて、彼のほうはシュウエイさんと読むので、ちょっと変な感じ。りんごの秋映さん。長野県中野市のりんご農家の方が、「千秋」×「つがる」から育てたものだそうです。

■シナノゴールド、長野産↓ S_gold01_2
「ゴールデン」×「千秋」。長野県の果樹試験場で誕生。

■ シナノスイート↓S_sweet01_2
長野産。「ふじ」×「つがる」。上と同じ長野県果樹試験場で生まれました。

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