弘前ふじ
枝変わりというのは、品種がはっきりわかっている樹に、一枝だけその品種とは思えないものができる突然変異。その品種のいいところはそのまま変わらず、色や、種の有無、熟する時期などだけが変わるので、品種改良によく利用されるといいます。この「弘前ふじ」もそうしてできた品種です。
青森のあるりんご農家がふじを育てていたのですが、10月になって袋のなかをみると、もう色づいているりんごがあったのです。そこで、その枝を接ぎ木して育ててみると、1カ月も早く収穫できることがわかりました。そこで、その枝をまわりの農家にも分け、早く獲れる貴重なふじとして、「弘前ふじ」という名前をつけて売り出しているわけです。
りんごは時期によって獲れる品種が違います。品種ひとつひとつ味が違うのがウレシイですよね。
- 早生 さんさ、つがる
- 中生 千秋、紅玉、スターキング、世界一、ジョナゴールド、北斗、陸奥
- 晩生 王林、ふじ
ふつうの「ふじ」は晩生に入ります。10月下旬から11月上旬に収穫され、お店に並ぶのは翌年の4月ごろまで(貯蔵りんごは夏も出回っていますが…)。産地間競争が激しいですから、青森で1カ月早く、人気のふじが収穫できるということは、りんご農家にとってはたいへんなことなんですね。でも、どの時期のりんごもふじになってしまうとしたら、つまらないな。
ちなみに写真の弘前ふじは、200g 2個で525円でした。甘い。わたくしの好みからいうと、もう少し酸味があってもいいかもしれない。
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