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2005年12月19日 (月)

ル レクチエ

Le_lectier01 西洋なしというとラ・フランスばかりでしたが、変わった品種も見かけるようになりました。「ル レクチエ」もその一つ。新潟特産です。
ル レクチエが、フランスのオルレアン地方から初めてやって来たのは明治36年頃といいますから、約100年前。新潟県白根市の農家、小池左右吉さんが輸入した苗木でした。いまでもその原木が残っており、立派な石碑もあります。

ル レクチエは、栽培がとてもむずかしい品種らしい。フランスでも商業的にはつくられていないという話もあります。ところが、先日「西洋なしフォーラム」で聞いた、ル レクチエを栽培している渡辺康宏さんの話には、栽培の苦労話はなくて、モーツァルトのピアノ協奏曲を聞かせて追熟するとか、満月が出たらバーゲンするとか、楽しいことばかり。日本の農家っておもしろい人がいるよなぁ。

日本なしはシャリシャリ感が魅力。対して、西洋なしは「メルティング質」と呼ばれるトロリとした食感が魅力。長岡の青果市場の方によると、「ソフトクリームみたいななめらかさ」なのだそうだ。それはきっと、これよりトロリとしているのね。

写真は食べ頃のル レクチエ。とても香りがよい。でも、すぐに茶色のキズがついてしまう。むずかしいといわれるわけだ。1個約300g、200円でした。

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