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2006年1月 5日 (木)

出世した栗

Kuri わたくしがおせちの中で好きなのは、栗きんとん。
というか、おせちは基本的に保存食だから味が濃いし、ちょっとね。ずーっと前に、行きつけのカウンター割烹で、2日しかもたないというおせちをつくってもらったことがあって、それはなかなかおいしかった。あのとき以外、すごく正直にいうと、行事食ということを抜きにすれば、おせちってあまり感動しない。

ただ、栗きんとんは別なの。マロングラッセも、モンブランも好きだから、要するに栗が好きなんです。
写真は、仕事で取り寄せた栗きんとん。ちょっと甘過ぎだけど、餡も栗で作ってあって、よかった。

おせち料理に栗きんとんを入れるのは、「その形状から、黄金の塊を連想し、商売繁盛、金運をもたらす縁起の良いものとして、おせち料理の口取りに使われるという説がある(農林水産省「消費者の部屋」)」という。

が、栗は、まさかそんなに縁起の良い、ハレの日の食べものに出世しようとは思わなかったんじゃないか。私たちの祖先は、栗を縄文時代からふつうに食べていたらしいもの。青森県の三内丸山遺跡で出土した栗のDNAを鑑定したら、そのころからいい栗の木を選んで半栽培的に栗林を育てていた、ということがわかったそうだ。

『栃と餅』という本(岩波・野本貫一著)によれば、ほんの60年くらい前まで地方によって、栗は「主食性」のある食品。塩で煮たり、粉にしてお団子のようにしたり、アワやキビと混ぜてお餅にしたり、麦や米と混ぜて炊いたり。うーん、ぜったい栗きんとんのほうがおいしいと思うな。

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