出島の親子?
出島というのは、長崎の出島のこと。昔々、日本にやってきた南蛮人が出島で栽培していたイモ、日本人はそれをジャガタラ(ジャカルタのこと)のイモだというので、「ジャガタライモ」⇒「じゃがいも」と呼ぶようになったといいます。つまり、出島は初めて根をおろした、じゃがいもにとっては忘れられない土地、というわけです。ま、じゃがいもの伝来には諸説あって、これもその一説なのですが…。
そこで、長崎県の試験場が、1971年に新品種をつくりだしたときに、この由緒ある地名を付けたのね。親は「北海31号」と「雲仙」。春秋と2回栽培されるタイプで、うちにやって来たのは秋作のほうでしょう。「肉質はやや粉質でみずみずしく、少し煮くずれすることもある」そうです。
大きい出島は、染め煮やおみそ汁に入れましたが、あまり煮くずれしなかった。大きいけれど、これもたぶん新ジャガです。小さいほうは蒸して、最近よくつくるタプナードソースでいただきました。
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