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2006年2月10日 (金)

五島列島のかんころ餅

Kankoro01 このまえ、先輩のおうちにお邪魔したときにごちそうになった、五島列島の「かんころ餅」です。材料はサツマイモと餅米。
かんころについて、『栃と餅』(野本寛一著・岩波書店)で読んだ記憶があったので、とても興味深くいただきました。

その本から引用します。
「九州でも甘藷の栽培・食習は盛んだった。蒸し芋にして食するのは他地と同じであるが、カンコロと呼ばれる切り芋の過程を経るのが大きな特色である。…略…カンコロには、生の甘藷を切ってそのまま干すシロカンコロと、ナマ切りしたものを湯がいて三日間ほど干して仕上げるユガキカンコロとがある。」

なるほど、かんころというのは、切って干したおイモのことなんですね。「かんころ餅」は、ユガキカンコロともち米を混ぜて搗いたもの。餅のほかに、「かんころ飯」という食べ方もあって、地域によって、ユガキカンコロを煮てしゃもじでつぶしたものや、麦とカンコロを混ぜたものだったそうです。

『栃と餅』には、こういう食べものについてのお年寄りの話が載っていて、飽食する前の日本のことが想像できます。みんな、いつもおなかをすかせていたこと。白いお米はめったに食べられなかったこと。サツマイモが大切な甘みだったこと…。

五島列島のかんころ餅は、とてもやさしい味がしました。

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