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2006年4月19日 (水)

4月の八百屋塾 トマトの3

4月の八百屋塾はトマトのオンパレード。ミディトマトが2点、イタリアントマト1点、ミニトマト1点、それに黄色いトマトと黒いトマトも試食しました。

●カクテルトマト(栃木県グリーンステージ大平)Cocktail01
Cocktail02 「カンパリ」という、オランダの代表的な中玉種。房になっています。カクテルサイズというのは20~60gの、ミニタイプより少し大きめ、大玉より小さめのサイズを指すらしい。そのカクテルサイズで房どりのタイプが「カクテルトマト」。栃木県県庁のホームページには、「カクテルトマト(商標登録)」とありました。たぶん、このグリーステージ大平さんが登録したのでしょう。皮がちょっと口に残ります。甘みは薄かった。

●フルティカ(佐賀県JA唐津市)Frutica01
Frutica02 タキイの「フルティカ」という品種。唐津でつくっているトマトの主流はこれまで「華クイン」でしたが、最近「フルティカ」が入ってきているとのこと。「フルティカ」の「フル」は、「フルーツ」の「フル」。で、糖度が高く、フルーツ感覚のトマトだそうです。
食べるとなめらかな肉質。だけれど、私の好みにはもう少しかたい方がいい。味もあっさりしていた。

●イタリアントマト(茨城県中央VFS)Italian01
Italian02 サンマルツァーノ系の調理用トマト。サンマルツァーノは、日本でいま品薄なのだそうだ。人気が出たってことでしょうか。トマトを加熱すると美味しいものね。

八百屋塾に届いたサンマルツァーノ、みてくれは真赤で立派だったのですが、皮をむいたら未熟でした。お皿の右側。そこで、「トマトソースではなく、バタ炒めにしました」と荒井慶子先生。完熟したサンマルツァーノを加熱すると濃い味がするのに、やっぱり味が足りなかったような気がする。

●宮崎ミニ(宮崎県JA尾鈴)Aiko01 
サカタの「アイコ」という品種です。プラム型という長い形で、果肉が厚く、ゼリー室が少ない。従って酸味が少ない、と資料にあります。プラム型だから口に入れやすいし、なかのゼリーがピュッと飛び出しにくい、という。味だけでなく、そんな食べやすさまで追求してくれてるアイコ。際限のない「消費者のワガママ」にきめ細かくこたえたのね。
食べてみると、皮がちょっと気になった。味はあっさりした甘さです。

●ブラックトマト(奈良県廣瀬農園)Black02
Black01参考出品された黒いトマト。以前に御倉さんという方から、ブラックトマトをいただいたことがありますが、そのときのものより少し小さいかな。
廣瀬農園のホームページをみたら、「酸味が少なく、普通サイズのブラックトマトよりコクのあるジューシーなトマト。生食がおすすめです。」と書いてありました。肉質はなめらかですが、ちょっとやわらかかった。これ、味のことをいうより、色が面白いから色をいかすといいと思う。

●レモンボーイ(奈良県廣瀬農園) Lemonboy02
Lemonboy01同じ農園から届いた、黄色いトマト。ブラックほど珍しくないけれど、これも味よりも色をフィーチャーするトマトだね。
黒や黄色のトマトをみて、『身近な野菜のなるほど観察記』(草思社)の「トマトが一年中赤い理由(わけ)」という一節を思い出しました。
「植物の果実は鳥や動物に食べられて、糞といっしょに種子を排出させることで、種子を遠くまで運ばせる。鳥や動物にとって赤はもっとも目立つ色なので、鳥や動物に発見されやすいようにしているからなのだ」。
とすると、黒いトマトや黄色いトマトは、鳥や動物たちの手を借りなくてもよい、ということになる。つまり人間が種を作る時代になったので、トマトは安心して赤ではない色、黒とか黄色になれるわけね。

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