鞍掛豆
これ、大豆です。偏平な点など「大豆の祖先型」といったほうがよい、という記事もありましたが、いずれにしても大豆。
大豆は皮の色で、青大豆、黄大豆、黒大豆に分け、鞍掛豆は青大豆の一種です。ちなみに枝豆は青大豆ではなく黄大豆の若採り。お正月の黒豆は黒大豆です。
鞍掛豆は昔から栽培されており、江戸時代には盛んにつくられていたそうです。1981年、長野県の農家でつくっていたひたし豆用の鞍掛豆を純系選抜して「信濃鞍掛」という品種を育成。いま、県の特産品にしようという動きもあります。
ひたし豆用として栽培されたのであれば、ひたし豆をつくってみよう。
3倍重量の水にひと晩つけてもどし、20分ほど煮て、めんつゆほどの味の出し汁にひたして。ゆで加減は、わたくしはえだまめも固いくらいが好きなのでこの程度でいいのですが、もう少し煮た方が豆のうま味が出るかもしれない。
もちろんそのまま食べてもおいしかったし、いつかのキューピーの黒豆のようにサラダにも入れていただきました。
鞍掛豆は、海苔のような香りがするので「海苔豆」(のりまめ)とも呼ばれるとか。海苔の香りってこれかしらん。鞍掛豆は歯によって細かく砕かれ、口から食道への移動を始め、やがて移動を完了する。そのとき感じるにおい。そう、これかもしれない。
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コメント
一般的には(私のまわりでは)鞍掛は
パンダ豆といわれています。なるほど!
北海道にもありますよ。
投稿: かぼちゃマスター | 2006年5月23日 (火) 20時47分
かぼちゃマスターさん
コメントありがとうございました。
パンダ豆って、パンダの目に似ているから?…でしょうね。
パンダという存在が知られてから付いた名前ですよね。
だれが付けたのかしら。わかりやすい名前ですね。
投稿: クサマヒサコ | 2006年5月24日 (水) 12時24分