« たけのこ・イタリアン その1 | トップページ | 「ポロ」という野菜料理 »

2006年5月18日 (木)

たけのこ・イタリアン その2

Vd_moso01 ベジ・ダイニング研究食事会、今回のテーマは「伸びる芽とパルミジャーノのイタリアン」です。

たけのこ料理3点の最後のひとつは、まるごとオーブン焼きでした。たけのこは、おなじみの孟宗竹。私たち関東人が「たけのこ」というと、フツーはこれです。(北国の人たちは、ねまがりだけのことをいうらしい。)

Vd_moso02 孟宗竹は皮付きのまま、たてに切れ目を入れて天板にのせ、オーブンを240℃くらいに熱して、40分程度ロースト。

できあがったら、皮をむきます。熱い!熱い!気をつけて!
お客さまの前で解体すると、なかなかのみもの。ナイフを入れた皮のあいだから、湯気がたちのぼり、たけのこの香りがただよう。

Vd_moso022 キッチンに下げてスライス、ソースとともに再登場。「ローズマリー風味・バーニャカウダ風」のソースをまとっています。「ローズマリー風味・バーニャカウダ風」とは、鍋に牛乳とにんにくを入れて火にかけ、やわらかくなったらヘラでつぶし、アンチョビ、ローズマリーの葉を入れて香りを移したもの。

Vd_moso03 食べると、根本の方から穂先のほうへ、かたさとえぐみが変化します。ローズマリー風味・バーニャカウダ風ソースがとても合ってる。豪快で、山の春をまるごといただいているという感じがウレシイお料理でした。

ちなみに、この研究会でバッタリ会った知人は、とても新鮮なたけのこが手に入ったので、丸ごとオーブンで焼いて2本、二人で召しあがったそうです。ソースは和風に木の芽味噌で、と聞きました。とてもおいしそう。でも、そうしたら鼻血が出たとか出なかったとか…。たけのこって、やっぱり伸びる力強さをもっているのね。それにしても食べ過ぎじゃありません?

人気blogランキングへ

|

« たけのこ・イタリアン その1 | トップページ | 「ポロ」という野菜料理 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

野菜」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

料理」カテゴリの記事

野菜(根菜類)」カテゴリの記事

コメント

竹の子まるごとオーブン焼、美味しそうですね。
屋外では、アルミホイルに包んで焚き火に放り込む、というやり方もあります。
とても香りがよいのですが、ちょうどよい竹の子を適量入手するのが困難ですね。

投稿: grahams | 2006年5月18日 (木) 11時46分

grahamさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

丸ごとオーブン焼きは甘くて、とてもおいしかったですよ。
あまり強くなければ、えぐみもまた味のうちですね。

たけのこのほりたてを焚き火に放り込んだら…
なんて考えるだけで、ツバが出ちゃう。
もともとそんな野趣あふれる食べかたがあって
そこからオーブン焼きになったのでしょうね。

投稿: クサマヒサコ | 2006年5月18日 (木) 12時06分

札幌周辺では今、根曲がり竹のたけのこがピークです太さ5mm、長さ10cmくらいですが
えぐみなくゆでてマヨネーズが最高。
皮をむいても緑色なのが力強い北海道の味。

投稿: かぼちゃマスター | 2006年5月23日 (火) 20時39分

かぼちゃマスターさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

北海道のねまがりだけもおいしそう。
5月後半が旬なんですね。
東京では、昨年末から九州のたけのこが
登場していました。
そして、特にレストランなどでは
4月に入ると、もう次の季節を追いかけています。

あまり早いモノばかり求めていると
ほんとうにおいしいモノを逃してしまいますね。

投稿: クサマヒサコ | 2006年5月24日 (水) 12時10分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: たけのこ・イタリアン その2:

« たけのこ・イタリアン その1 | トップページ | 「ポロ」という野菜料理 »