パッションフルーツの食べかた
奄美大島出身のお友だちに教わったパッションフルーツの食べかた、というか、切りかたです。
今まで半分に割るように切っていましたが、こんな風にスプーンが入るだけ切るほうが、ゼリーがこぼれないというの。確かに。
ガラスのぐい飲みをエッグスタンドみたいに使ってみたら、ちょうどよかった。食べるときは、パッションフルーツを手にとり、なかのタネとそのまわりのゼリーを、スプーンですくいます。
南国のフルーツだから、パッションフルーツ=情熱の果物と思っていたら、このパッションは、「受難」という意味だそうです。
『東南アジア市場図鑑』(弘文堂)には、こうあります。
--ブラジル南部原産のパッションフルーツの花は、おもしろい形をしている。めしべが途中から三つに分かれ、小型のうちわのようなおしべの葯が五つ、その周りには管のような花びらがある。日本ではこの花を三本の針のある時計に見立ててトケイソウと名付けたが、南米に渡った宣教師たちは、この花を見てキリストの受難にまつわる十字架や釘、いばらの冠などを想像し、受難の実(パッションフルーツ)と名づけた。--
英語の辞書を調べてみたら、確かに同じスペルで「キリスト受難(曲)」という意味があります。
花はもちろん「パッションフラワー」という。つまり「受難の花」なのね。知らなければ、「情熱の花」と思ってしまうな。何十年も前だけど、「情熱の花」っていうポップスのヒットナンバーもあったし。
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コメント
パッションフルーツ、私も「情熱」だとばかり思っていました。勉強になります。
「情熱の花」、メロディーは「エリーゼのために」でしたね。
1959年、カテリーナ・ヴァレンテ、そして、ザ・ピーナッツ。なつかしい・・・
投稿: grahams | 2006年7月18日 (火) 14時27分
■grahamsさん
こんにちは。
コメントありがとうございました。
パッションフラワーって、とても華やかなの。
なのに、「受難の花」という名前をつけるなんて
宣教師ってすごいですね。
何を見ても、「教え」に結びつけちゃうのね。
投稿: クサマヒサコ | 2006年7月18日 (火) 14時37分