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2006年8月 4日 (金)

レッドカラント

Red_currant1 ブラックカラントが「黒スグリ」なら、レッドカラントは「赤スグリ」。ルビーのような透き通った真っ赤な実です。こんなに美しくてもやはり酸塊は酸っぱい。

Red_currant2 ジャムにしました。20分煮詰めたらちょっと固くなってしまった。でもきれい。皮とタネの感触が口に残るのだけれど、わたくしはなめらかなジャムよりこのほうが好きです。

Red_currant3ところで、レッドカラントをネットで調べていたら、「赤毛のアン」のなかに出てくるという。幼いころの愛読書です。そんなところあったっけ??
アンが親友ダイアナにいちご水と間違えて飲ませてしまうのが、スグリの果実酒というのですが…。

第16章 ティーパーティーの悲劇
マリラはアンに、自分が留守のあいだに、「腹心の友」ダイアナを「招いて、ここでお茶をあげていいよ」。さらに「せんだっての晩、教会の親睦会のときに使ったいちご水がびんに半分ばかり残っているのだがね。居間の戸棚の二段目にのっているから、よかったらダイアナといっしょにおあがり」。アンは大喜びしてダイアナを呼びます。

ところがダイアナは、「これはすごくおいしいいちご水ね、アン。私、いちご水ってこんなにおいしいものだとは知らなかったわ」と「大ぶりのコップ」で三杯も飲んだあげく「あたし、ひどく、ふらふらするの」と、お茶も飲まないで帰ってしまう。

「棚のびんを一目見るとマリラはそれが手製の三年たった葡萄酒(ぶどうしゅ)であることを知った。……同時にマリラはいちご水のびんは、アンに話した戸棚ではなく、地下室に置いてあったことを思い出した」のですが、ダイアナの母親に、アンは娘の友だちとしてふさわしくない、もう娘と会ってはいけないと言われてしまいます。

以上、わたくしが読んだ、村岡花子訳「赤毛のアン」。日本語としてはなかなか不思議な、独特の言い回しが特徴的でした。
ここで、「葡萄酒」と訳されているのが「カラントワイン」。最近の松本侑子訳では「スグリの果実酒」になっている。

確かに「葡萄酒」よりも「スグリの果実酒」のほうが、アンの世界です。草や木や花、木の実、ベリーたち…。ふたつの「赤毛のアン」を比べているうちに、幼いころ読みながら空想した、絵のように美しい世界のなかにかえっていました。

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