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2006年8月24日 (木)

八百屋塾② 茶豆

八百屋塾8月のテーマ野菜の一つは茶豆です。ちょうど今は白毛の枝豆から茶毛の茶豆へ移行する時期。5種類の茶豆登場し、そのうちの3種類、群馬県の「天狗」、山形県の「だだ茶」と新潟県の「白根茶豆」を試食しました。

■白山だだ茶↓Dada_siroyama1 Dada_siroyama2
山形県 JA鶴岡市
だだ茶の認定品種のなかで、地元のひとが「本豆」というのが、白山だだ茶なのだそうです。平成9年にだだ茶は、商標登録されて、ほかの地域でつくられたものはだだ茶とは名乗れません。

北陸や日本海側の東北地方では、枝豆の実が関東のものほど大きくならないうちに食べるのだそうです。確かに実が小さい。でも、茶豆独特の強い香りがします。これ、私はおいしそうな匂いと思いますが、好き嫌いがあるらしい。たんぱく質の匂いなのかな。ちょっとあたためた牛乳のようなにおい。

■白根茶豆↓Cha_sirone1 Cha_sirone2
新潟県 JA白根市
西蒲原郡黒崎の小平方地区で、明治後期に鶴岡から入っただだ茶豆を栽培し、この地区独自の品種に固定された「小平方茶豆」という品種。「黒崎茶豆」として出回っています。

もともとは鶴岡のだだ茶なのですが、土地に根づいて100年近く経つと違ってくるのはトーゼンかも。もちろん私が試食した数少ない豆たちで判断することはできませんが、白山だだ茶ほど、茶豆していない感じがしました。

■湯あがり娘↓Miryoku1 Miryoku2
群馬県 沼田利根蔬菜出荷組合
「天狗」の絵と「みりょく」というネーミングがあしらわれているパッケージ。これは、「天狗」のなかの「みりょく」というブランド名なのだそうだ。
使われている品種は「湯あがり娘」ほか。うーん、よくわからないな。
白毛と茶毛の交雑種を用いている。と資料にありました。
沼田の「天狗」は有名で、産地見学に行ったこともあります。あのとき生産農家でごちそうになった枝豆は、とてもおいしかった。それに比べると、ちょっと…。
時期的に終わり近いということもあるでしょうね。でも、実がしっかり大きくて、莢が張っています。これが関東風なのね。

試食したのは以上3種。このほか次の2種類が出ていました。

■茶豆↓Cha_sakata1
山形県 グリーン情報ネットワーク(酒田市)
土地・時期に応じて、白山、庄内3号など品種を選択。ということは、買ってみて何の品種があたるかはわからないってわけです。

■湯あがり娘↓Yuagari1
秋田県 JA全農あきた県南園芸センター
茶豆の風味を持つが、外見は白毛。しょ糖の含有量が多いとされている、と資料にありました。パッケージには「茶豆」とありますが、品種は「湯あがり娘」。

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