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2006年12月27日 (水)

八百屋塾(3) だいこん(続)

だいこんの続き。最近、日本の野菜がカラフルになってきたと思います。だいこん一家にも、華やかな子たちが現れました。

■紅芯大根 静岡県 JA遠州中央産↓Daikon_kosin2_1Daikonkosin3_1 Daikon_kosin4_1
紅芯大根は、『花図鑑・野菜』(草土出版)の、「中国野菜」の章「中国ダイコン」という項目に、「紅心」と紹介されています。
だいこんの世界でも、中国の歴史はスゴイ。
---もっとも古い記録として、紀元前400年の書物には「ローフクイ」の名で記載されている。……日本に渡来したのも古く、農耕時代初期といわれている---
現在、中国野菜といわれているだいこんは、近年に中国から導入された品種のこと。ふつうの日本のだいこんは、ずっとずっと昔に中国からやってきたのでした。

■紅しぐれ 群馬県 JA群馬板倉産 品種:紅しぐれ↓Dqikon_benisigure3_1 Daikonbenisigure4_1 Daikon_benisigure5_1
大根おろしや、甘酢漬けにすると色が美しい。(資料)
むしろ「紫しぐれ」といいたいような色です。パリパリしていて甘い。カラフルだいこんは、みんな生でおいしくいただけるようです。

■淡桜 神奈川県 JA三浦市 品種:三浦市農協育成↓Daikon_awazakura2_1Daikon08_1
三浦大根の血をひく。小桜大根より肉質がやわらかい。(資料)
三浦市の農協は、だいこんのタネをたくさんもっていて、交配、育種しているのだそうです。レディースサラダという小ぶりのだいこんを見かけたことがありますが、あれも農協がつくったものでした。さすが三浦だいこんの産地。

■あやめ雪 茨城県 JAns水戸産 品種:あやめ雪↓Kabu_ayameyuki2_1
これは、だいこんではなくかぶです。資料には、「サカタのタネ、新品種。肩の部分があやめ色に染まる、やわらかく甘みのある蕪。甘酢で漬けると発色がよい。」とありました。

 

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