« 柑橘類いろいろ | トップページ | 2006年12月の陽子ファームから »

2006年12月11日 (月)

柑橘類いろいろ (2)

Kansaga大田市場での食育ミニイベント「みかん」の続き。
試食のコーナーには、昨年品種登録されたという愛媛の「紅まどんな」も出ていたのですが、会場を見ているうちになくなってしまい、残っていたのはリーフレットのみでした。この人気はテレビの力らしい。
↑写真は佐賀県銘柄みかんコンクールで一位になった「さが美人」。このほか、独立行政法人果樹研究所から、みかんの仲間たちが出展されていました。

珍しい柑橘類の写真の続きです。等倍で撮影できなかった、というかできるだけ努力したのですが、使えない写真もあって…。実際の実の大きさは似たようなものでした。

◇ぷちまる↓Kanputi1
配布された資料には「ナガキンカン×4倍体ネイハキンカン」で生まれた品種とありました。
ネット情報によると、1999年に誕生したという新しい品種。「種なしキンカン」として知られていて、甘みが強く、生食も可。実はふつうのキンカンの倍くらい。グリーンの葉と黄色い実がきれいなので、鉢植えや庭の木として人気があるそうです。

◇中間母本農5号↓Kanchukan
資料によると「リー×無核紀州」。母本というのは、いつか芦澤先生の話に出てきました。「これからタネをとるもの」です。
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構果樹研究所って、この展示の提供しているところ(たぶん)。そのサイトにあった解説↓

果皮は黄橙色で厚さ約2.5mm、剥皮は容易である。浮皮の発生は少ない。果肉は濃橙色で多汁。「リー」に似た風味で食味は良好である。……本品種は早熟性の無核品種育成のための母本として有用である。

つまり、早生の種なしみかんの母本ということですね。

◇無核紀州↓ Kanmukaku1
紀州みかんの無核品種(配付資料)
紀州みかんって、紀伊国屋文左衛門が江戸と紀州の値段の差に目をつけて大もうけした。1個30グラムくらいというカワイイみかんなんですね。平紀州と種のない無核紀州があり、この無核紀州はタネなしみかんをつくるモトの一つ。

◇シークワシャー↓Kanseek
沖縄、台湾に分布(配付資料)
私はずっと、シークワーサーという果実だと思っていた。が、シークワシャーのほうが正式らしい。少なくとも果樹研究所の書類ではシークワシャー。ちにみに、Googleで検索すると、シークワシャーで1500件、シークワーサーで382,000件。
某TV番組が、シークワシャーの果汁には発がん抑制物質ノビレチンが含まれると取りあげたことから、一躍フルーツ界のVIPになりました。

◇タチバナ↓Kantatibana1
日本に最も古く導入されたとみられる(配付資料)。ということは日本固有の柑橘類ではない、ということでしょうね。
京都御所の紫宸殿、建物正面の階段左右には「左近の桜」と「右近の橘」の木。私は御所の橘は見たことがありません。平安神宮で見たと思う。橘は常緑なので、この晴れがましくも重要な役を任じられたといいます。松が尊ばれたのと同じことです。その意味で、実よりも葉っぱのほうエラかったわけね。

◇四季橘(唐金柑)↓Kansiki1
中国南部から東南アジアに分布(配付資料)。
以下は、『東南アジア市場図鑑』(弘文堂刊)から

中国南部またはフィリピンが原産地といわれ、フィリピンの食生活はカラマンシー(四季橘のこと)無しでは語れ無いほどだ。………甘みはなく、たいへん酸味が強い。………紅茶やパパイヤに頭をちょっと切った丸ごとのカラマンシーを添えたり、ビーフンや焼きそばに絞って酸味を加える………シキキツはミカン類とキンカンの自然雑種であることが、最近のDNA分析でわかった。

人気blogランキングへ

|

« 柑橘類いろいろ | トップページ | 2006年12月の陽子ファームから »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

果物(柑橘)」カテゴリの記事

青果イベント」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125662/13023369

この記事へのトラックバック一覧です: 柑橘類いろいろ (2):

« 柑橘類いろいろ | トップページ | 2006年12月の陽子ファームから »