山菜、ていうか野菜?
山菜、あったあった。
えーっ、まだ1月の半ばだよ。寒中よ。
あるよ。これ栽培モノだもん。
ま、確かに。でも、とすると、これって山菜なのかな。
「山菜とは、山野に自生している植物であって、食用に適しているものの総称です」と、ネットにある「山菜のすすめ」という記事では定義している。書いているのは、林野庁経営課特用林産対策室。これは信頼して、というか話のよりどころとしてよさそうだ。
だからさ、「山野に自生している」ってところが問題だよね。1月半ばに大田市場に出ている「山菜」は、たぶん「自生」しているんじゃなくて「栽培」されている。「山野」ではなく「ハウスの中」。じゃ、山菜じゃないじゃん!といいたくなるよね。まるで「里」の畑で栽培されている「野菜」ではないか、キミたちは。
香りも味も相当飼い馴らされているね。香りにも味にもクセがなくて、食べやすいともいえる。山菜とはぜんぜん別のものとして食べる方がいいんじゃないかしら。
私の貧弱な山菜体験が現れちゃうんだけど、山菜料理って、てんぷらか酢みそ和えみたいなイメージがある。てんぷらは何でもおいしくいただける禁じ手みたいな料理。みそを合わせるのは、手近にあったということもあるでしょうけれど、みその力でクセのある素材をねじ伏せちゃうみたいな料理。この二つの調理法って、クセをどう楽しもうかというときに、とりあえず失敗は少ないって感じがする。
で、野菜のような山菜。てんぷらと酢みそ和えはやめて、新種の野菜として食べてみることにしよう。
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