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2007年3月27日 (火)

宮崎さんの雪下にんじん

Yukisita_01 新潟県中魚沼郡津南町で農業をしている宮崎朗さんが作った雪下にんじんです。八百屋塾の先生からいただきました。
雪下にんじんというのは、本来なら秋に収穫するにんじんをそのまま深い雪の下で越冬させて、春になってから収穫したもの。糖度が高くクセがなくて、生食にむいているといいます。

にんじんを生でいただくなら、サラダとか、ジュースとか…。でも、私は煮ものにはあまり使わず(というか、煮ものというものをしないからね)、サラダに入れたり、ピクルスにしたり、マリネにしたり。生で食べることが多いので、なんか違う食べかたをしたかった。

Yukisita_02 で、料理の本をみていたら、ウー・ウェンさんの本『秋野菜で体の中から美しく』(女子栄養大学出版部)に、「にんじんとあんずのあえもの」というレシピがあった。簡単で、なかなかよさそう。

せん切りのにんじんをサッとゆでて、細切り干しあんずと混ぜ、ごま油・塩・こしょうであえたもの。にんじんのオレンジ色と、アプリコットのオレンジ色が混じり合って、とてもきれいです。

Yukisita_03 お味は…。にんじんが、にんじんくさくない。さすが雪下にんじんです。
雪下は、通常のにんじんに比べて糖度が2度は違う、という記事がネットに出ていましたが、確かになかなか甘い。けれど、あっさりした甘さですね。
独特の匂いもあまりないから、食べやすさでは、なかなかいい線を行っていると思いました。と自分で書いて、うーん、また「食べやすさ」か…、とうなっちゃったけれど。

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コメント

 生産者の宮崎です。とりあげてくれてありがとうございます。
 雪下にんじんの甘さは糖度が上がるためではなく、アミノ酸が増えるからだそうです。とくにカリオフィレンという物質が独特のさわやかな香り(マンゴーに似ている)と味をつくるそうです。
 今年のはそういう意味ではカリオフィレンが少なく、雪下らしい味にはちょっと物足りなく思います。
 また色々理想にむけて試してみますので、来年も味見してください。
 食べやすい=甘い、香りが少ない、あくがない、やわらかいではコドモの味で、なんだか味覚の退化ですよね。ぼくもただ甘いだけのにんじんは目指してないつもりです。ただコドモといっしょで思ったとおりには育ってくれないのです。

投稿: はらんなか | 2007年4月 2日 (月) 23時39分

■宮崎さん
コメントありがとうございます。
カリオフィレンという物質のこと、初めて知りました。
なるほど、雪下にんじんの甘さは旨さなんですね。

私も、食べやすさ=お子ちゃま味覚、という感じがして
特に糖度だけが話題になるのはどんなもんだろうと思っています。

研究をしている方たちは、簡単に数値化できる糖度が
お好きなようですし、消費者もわかりやすいから好き。
だから、大人の味覚の野菜が売れるかというと…???


投稿: クサマヒサコ | 2007年4月 3日 (火) 08時24分

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