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2007年5月30日 (水)

果物教室 5月③ マンゴー

Mango01 じゃーん、マンゴーです。それも、宮崎の(「太陽のたまご」ではないけれど)マンゴー。教材としては、破格の値段でしょう。
写真手前は赤いマンゴーは宮崎産、向こうの黄色い2つはタイ産です。

マンゴーは、「熱帯果物の王女」と呼ばれるのだそうです。この前のマンゴスチンは「果物の女王」で、こちらが王女なのね。王さまはドリアンです。王子さまは、まだいないのかな。
果物教室でお話をしてくださる間苧谷徹先生によると、本来のマンゴーは、日本で栽培されているいわゆる「アップルマンゴー(アーウィンという品種)」ではありません。資料によると、アーウィンは
---米国において、1946年に選抜され、1949年に命名された品種である。収穫後の日持ちが悪いこと、糖度が低いことなどから米国では淘汰された品種である。しかし、台湾に導入され、繊維のなさ、まろやかな風味が台湾で受け入れられ、その後日本でもブームとなった---
間苧谷先生が本来のマンゴーとおっしゃるのは、いわゆるペリカンマンゴー。本日のタイ産のほう、黄色で平たくて、ペリカンのくちばしのような形をしているタイプです。
わたくしもときどきタイ産のペリカンマンゴーをいただきます。なめらかで、美味です。それに何よりも価格が高すぎない。間苧谷先生はそのこともおっしゃいました。
わたくしは、あまり高価な果物は、食べものではなく、ギフトだと思う。マンゴーとも食べものとしておつきあいしたいと願っているのですが、日本のマンゴーには冷たくされちゃうんですよね。

Mango02 手前の二つがタイ産、向こうの四角く切ってあるのが宮崎産です。糖度は、タイ産=16.4、宮崎産=16.2で、それほど変わりません。どちらも、つるんと甘い。特に、タイ産の2切れのうち、色の濃いほうが味も濃かった。部分によって違うのかな。あるいは個体差かもしれません。宮崎産は、期待したほどではなかった。

マンゴーはウルシ科の植物です。だから、皮をむいたり切ったりするとかぶれるヒトや、口のまわりにつくとかぶれるヒトがいますし、吉田よし子先生のご本『東南アジア市場図鑑』(弘文堂)には、木の下を通っただけでかぶれる敏感なヒトもいる、と書いてありました。
幸いなことに、マンゴーにはぜんぜんかぶれないクサマです。

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