加賀野菜 それぞれの物語
この本は、こう始まります。
---昭和30年代以降の高度経済成長により、都市部に人口が集中し、その需要を満たすため、野菜の大量生産が必要となった。結果、多くの野菜が病気に強く栽培しやすく、また、形が均一で運搬しやすい交配種となり、品種の単純化が進む---
これって、江澤正平先生が、しょっちゅうおっしゃっていることだ。と思ったら、第三章「加賀野菜との出会いが生んだ物語」に登場しました!
1990年、松下さんは、絶滅の危機に瀕している加賀野菜のタネの保存を考えていました。
---その頃、東京で私を待っている人があった。何回も申し入れがありながら会える機会を逸していたが、芝郵便会館(メルパルク)で張り込まれ、とうとう面接がかなった。東京神田青果市場で有名な、知る人ぞ知る江沢正平氏である。「京野菜は今やブームだ。ローカルの貴重な財産であり食文化の根源はその土地古有(固有)の品種だ」と延々と加賀野菜復興に強い示唆を与えられた。その後、金沢まで出向いて種々と指導を受けた---
なんだかうれしくなりました。
- 出版:橋本確文堂
- 発行年月:2007年4月
- サイズ:A5判 / 166p
- 税込価格:\1,800(本体 : \1,714)
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
「野菜」カテゴリの記事
- おいしい彩り野菜のつくりかた-7色で選ぶ128種(2018.06.10)
- 栄養と料理6月号 特集1「野菜をもっと楽しむ!」(2018.05.10)
- 宴の野菜度 立川「DANRAN亭」(2017.01.21)
- 野菜の学校(11) シャンス(2014.11.15)
- 干しあけび(続)(2013.05.14)
「食」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
「本」カテゴリの記事
- 誕生当時の天丼を再現!(2019.10.06)
- BIZARRE EDIBLE PLANTS--Unknown Delicacies--(2019.07.17)
- 八百善江戸東京ツアー 向島編・続(2019.02.10)
- 大江戸味ごよみ2019(2018.12.06)
- おいしい彩り野菜のつくりかた-7色で選ぶ128種(2018.06.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント