農家レストラン
本のはじめのほうに、農家レストランの定義がありました。
---農家自ら又は農家との密接な連携の下で、その農家が生産した食材又は地域の食材を使って調理・提供している、当該地域に立地するレストラン---
「食農教育」や「地産地消」、「グリーンツーリズム」などとの関連で注目されているのだそうです。
本には、全国の7つの農家レストランが紹介され、そのオーナーたち(なぜか全員女性)が、レストランオープンにまつわる話や、グリーンツーリズム、食育などについて語っています。
農家レストランのメニューは、農家の家庭料理がベースになっているのかと思ったら、取りあげられている7つの農家レストランのうち、明らかに和食を出しているところは4店舗。イタリアンのようなメニューのところが3つ。調理師免許をもっていたり、プロのシェフを雇ったりするところもあって、必ずしも伝統的な家庭料理ではありません。
本を眺めているうちに、何年も前に行った千葉の農家レストランのことを思い出しました。親戚の農家で、お昼をごちそうになったような感じ。漬けものや常備菜の小皿がたくさん並びました。
おいしい食事ということならプロのお店がいくらでもあるでしょうけれど、緑の風に吹かれてたどり着いた農家、そこの人たちが私たちを迎えてくれた雰囲気は、都会の飲食店にはないものです。
だけど、本の作りがなんだかなぁ…という感じなの。内容がどんなによくても、みんな、これ読みたいかなぁ。レイアウト、文字、写真…。いまどき、こんな紙面はどうなんだろう。もう少しデザインや写真に気を配ってもいいのではないかしら。
企画編集・発行=(財)都市農山漁村交流活性化機構
電話:03-3548-2711(代) FAX=03-3276-6771
定価¥1,000(本体¥953)
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