« 果物教室 7月① 桃 | トップページ | 紅秀峰 »

2007年7月28日 (土)

果物教室 7月② スモモ

Soldam_otiai1Soldam_enzan 7月の[楽しい果物教室]では、スモモも試食しました。
ソルダムは2点、山梨県巨摩野農協落合(写真左)と、山梨県フルーツ山梨農協塩山(写真右)。 

「モモもスモモもモモのうち」という慣用句がありますが、スモモはモモのうちではありません。どちらもバラ科サクラ属で、属の下の種が、モモとスモモに分かれます。
スモモという名前は、酸っぱいモモだから「酸桃」という説、また、桃のように細毛が生えてないから「素桃」という説もあります。いずれにしても、モモもスモモもとても古くから栽培されていた果物。
世界のスモモは大きく3群に分けられます。以下は配付資料
---欧亜系(ヨーロッパスモモ、インシチチアスモモ、スピノーサスモモ、ミロバランスモモ)、東亜系(ニホンスモモ、サイモンスモモ)、北米系(アメリカスモモ、カナダスモモ、マンソンスモモ)。その中で果樹として最も価値の高い種は、ニホンスモモ、ヨーロッパスモモである---

試食したソルダムはニホンスモモの一種で、大正時代に米国からやってきました。……ん?アメリカからニホンスモモがやってきた?? おまけに、このニホンスモモの原生地が中国長江沿岸地帯というのですから、混乱してしまいます。そのわけは
---中国が原生のスモモを、ニホンスモモ(Japanese Plum)と呼ぶのはいささか合点がいかないが、古くから日本に渡来していたこと、ニホンスモモが米国へ伝わったのは主にわが国からであることによる---のだそうです。それは明治時代のこと。1870年(明治3年)からスモモの渡米が始まり、数多くのニホンスモモがアメリカに渡った。そしてアメリカで
---他種との交雑により多数の優良品種が育成され、世界に伝わった---
その一つがソルダムというわけです。
なお、中国では、ニホンスモモのことを「中国李」と呼ぶそうです。

Kiyo1

Kiyo2_2今回、もう一つ試食したスモモは、「貴陽」。間苧谷先生が「スモモの中では最高級の品種で、これに勝る品種は現在のところ無い」とおっしゃるほどのすぐれものなのですが、これも気象のせいでしょう。それほど美味とは感じませんでした。よくできた貴陽は、皮に近いところからタネに近いところまで、甘くおいしいのだそうですが…。江澤先生が「自然が味をつける」とおっしゃるのは、きっとこういうことですね。
人気blogランキングへ   
 

|

« 果物教室 7月① 桃 | トップページ | 紅秀峰 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

果物(梅・桃など)」カテゴリの記事

楽しい果物教室」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125662/15926981

この記事へのトラックバック一覧です: 果物教室 7月② スモモ:

« 果物教室 7月① 桃 | トップページ | 紅秀峰 »