バッハオニオン
箱を開けると中に、“私達の玉葱「バッハオニオン」”と書いた紙が入っていました。
バッハ・オニオン? モーツァルトを聴かせて西洋梨を育てているという話をきいたことがありますが、野菜に音楽を聴かせるというのは珍しいんじゃないかしら。
紙にはこうあります。
---我が加美町中新田地区は、仙台市から北へ約40㎞ほどはなれたササニシキ・ひとめぼれのふるさと大崎平野の西端にある人口約一万五千人の小さな町です。
町には、バッハホール(音楽堂)やアユの里公園があり、春は水色、夏は緑色、秋は黄金色、冬は真っ白という四季折々の田園風景に囲まれたところです。
この玉葱は、8月末に播種され太陽の光を十分にあびて越冬し、バッハの音色を聞きながら一年間かけて大きくなった玉葱です。ほかの玉葱とやや異なり、皮が薄く、やわらかい、甘味のある品種で、機械選別ができず、一つひとつ私たちの目と手で確かめ選び抜いたものを、みなさまにお届けしております。尚、芽止め等の薬剤を使用しておりませんので、10月頃芽が出ますが、心配いりません---
最後に産地として、次のような書かれていてました。
産地 〒981-4265 宮城県加美郡加美町字矢越220番地
JA加美よつば玉葱部会 担当 佐藤浩二
というわけで、どうも、栽培するときにバッハを聴かせているというわけではないらしい。バッハホールがある町のたまねぎということなのね。
さて、たまねぎの新しいレシピを探そう。
と思ったけど、まずはうちの定番。清水信子先生の『とっておきの和食 おいしいひみつ』(家の光協会)に出ているカツオのたたき。スライスしたバッハオニオンをたっぷり。みょうが、青じそ、にんにく、細ネギなど、メインはカツオなのか薬味なのかわからないくらいのせて、ポン酢じょうゆをかけていただきました。うーん、このたまねぎやっばり甘い!
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