ヤマブドウ
いただいたヤマブドウは180gありました。ジャムを作るには、房の軸?や皮、タネなどをはずさなければなりません。
で、次のようにしました。
- 洗って、水けを切り、房から一粒ずつはずし、なべに入れて火にかけます。
- へらでつぶしながら煮ます。なかなかつぶれないのですが、根気よく。その間に沸騰しないように注意します。
- これをザルで漉して、ジュースをとります。漉すときも、へらでつぶしながら。できたのは90ccほどのジュース。
- 砂糖はヤマブドウの半分、だからまあ30g。三温糖を加えて、30分煮詰めました。砂糖は煮詰める前と後に、半分ずつ入れます。できあがったジャムは、約70gでした。
食べてみると、三温糖の個性が勝っている。グラニュー糖のほうがよかったかもしれないな。
間苧谷先生が「ヤマブドウは、古事記にも出てきますよ」とおっしゃったので、いただいた[楽しい果物教室]の資料をチェックしたらありました。スミマセン、すっかり忘却の彼方でありました。下記です。
- イザナギノ命とブドウ
わが国では、‘甲州'が発見される以前は、ヤマブドウ、サンカクヅル等の野生ブドウを食していたと思われる。わが国における野生ブドウの歴史は古く、『古事記』にイザナギノ命が黄泉の国(死者の国)から逃げ帰る時に、追ってきた女鬼に髪に付けていたカズラを取って投げ捨てると、たちまちエビカズラになりたくさんの実を着け、それを女鬼が食べているあいだに逃げたという話がある。ヤマブドウは一粒が1g以下と小さく酸味が強いものの、甘みは強く、女鬼ならずとも、余り美味しい食料がなかった古代人にとって、この上なく旨い食べものであったと想像される。
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