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2007年9月28日 (金)

ヤマブドウ

Yamabudou1 よこはま青果塾の委員長、藤岡輝好さんにヤマブドウをいただきました。
「すごく酸っぱいですよ」
「いつもありがとう! ヤマブドウなんて珍しいよね」
「ジャムやジュースにしてる産地もありますね」と、そばにいらした間苧谷徹先生。
「じゃあ、ジャムにしようかな」

Yamabudou2いただいたヤマブドウは180gありました。ジャムを作るには、房の軸?や皮、タネなどをはずさなければなりません。
で、次のようにしました。

  1. 洗って、水けを切り、房から一粒ずつはずし、なべに入れて火にかけます。
  2. へらでつぶしながら煮ます。なかなかつぶれないのですが、根気よく。その間に沸騰しないように注意します。
  3. これをザルで漉して、ジュースをとります。漉すときも、へらでつぶしながら。できたのは90ccほどのジュース。
  4. 砂糖はヤマブドウの半分、だからまあ30g。三温糖を加えて、30分煮詰めました。砂糖は煮詰める前と後に、半分ずつ入れます。できあがったジャムは、約70gでした。

食べてみると、三温糖の個性が勝っている。グラニュー糖のほうがよかったかもしれないな。

間苧谷先生が「ヤマブドウは、古事記にも出てきますよ」とおっしゃったので、いただいた[楽しい果物教室]の資料をチェックしたらありました。スミマセン、すっかり忘却の彼方でありました。下記です。

  • イザナギノ命とブドウ
    わが国では、‘甲州'が発見される以前は、ヤマブドウ、サンカクヅル等の野生ブドウを食していたと思われる。わが国における野生ブドウの歴史は古く、『古事記』にイザナギノ命が黄泉の国(死者の国)から逃げ帰る時に、追ってきた女鬼に髪に付けていたカズラを取って投げ捨てると、たちまちエビカズラになりたくさんの実を着け、それを女鬼が食べているあいだに逃げたという話がある。ヤマブドウは一粒が1g以下と小さく酸味が強いものの、甘みは強く、女鬼ならずとも、余り美味しい食料がなかった古代人にとって、この上なく旨い食べものであったと想像される。

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受信: 2007年9月28日 (金) 13時52分

» 三温糖 [砂糖系の調味料]
三温糖(さんおんとう)は、しょ糖を結晶化させたの砂糖の一種です。 三温糖の製法は、上白糖と同じですが、製造工程の最後に結晶と分離させた糖蜜を再利用し、再び結晶化させています。この結晶化させるたびに再三再四、糖蜜を加熱していることが、三温という名の由来になっています。... [続きを読む]

受信: 2007年10月 5日 (金) 20時31分

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