梨3種
杉本青果店は、北千住にある有名な八百屋さん。店頭は、野菜と果物のワンダーランドのようです。ワクワクしてしまう。
近くのもんじゃ焼きへ行くついでに寄ったのですが、いっしょに行ったお友だちは、なかなか離れようとしません。「もう予約の時間になっちゃうよ」と催促されて、やっと出てきました。
私も並んでいたいろいろな果物のなかから、3種類を1個ずつ買いました。てなことができるのも、八百屋さんだからね。
家で食べました。
■かおり梨
900g 山形産
「かおり梨」と書きます。「香り無し」じゃないよ。
「ニホンナシは英語で“sand pear” と呼ばれることがあります。砂の梨ということです。ザラザラしているからでしょう」、と間苧谷徹先生。
かおり梨は、皮をむくとき、とてもかたかった。食べるとホントに“sand pear”です。でも、ジューシーで、おいしかった。
- 下記は千疋屋のホームページから。
かおり梨は茨城県の農業試験場で、昭和30年代に新興と幸水の交配により、作られました。特徴としては、とても実が大きく、大きいものでは900グラムを超えるものもあります。味は、とても水分が多くジューシーで、梨の魅力であるシャリ感がとても心地よく、糖度も高く、まさに理想の梨と言えます。栽培方法がとても難しく、面積あたりの収穫量も著しく少ないため「幻の梨」とも呼ばれています。
■あきづき
600g 福島産
先月の八百屋塾に登場していた、注目の新品種。
大きくて、ジューシーで、甘くて、姿もよくて。ちょっと優等生っぽいけど、おいしかった。
間苧谷先生の資料(下記)にも、「将来期待される品種」の一つに挙げられていました。
- 現果樹研究所が、‘新高’に‘幸水’を交雑して育成し、平成10年(1998年)に命名登録された。‘豊水’と‘新高’の中間に熟す赤ナシである。果実重は510g前後と大きく、美味しい。
■南水
380g 長野産
杉本さんおすすめの梨です。
「越後」と「新水」の交配により生まれた、比較的新しい品種。長野県で多く作られているそうです。これは信州伊那産。
「南水」は、この3種類のなかで、いちばん味が濃かったと思う。
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