なすのクークー
『西洋野菜料理百科』に出ていたなすの料理です。名前が印象的で憶えやすいし、レシピを読むと面白い&おいしそうなので、作ってみました。
本によると、この料理は、かってイランを支配した「パーレビ皇帝付きのシェフ、ミアム・パギ氏が伝えたもの」で、「パギ氏はファラ王妃のためにしばしばこの料理を作りました」とのこと。
材料をみると、なす4個(750gぐらい)と書いてある。ということは、なす1個で187.5g。けっこう大きいなすを想定しています。うちにあったなすは1個100g足らずが3個だから1/3量。全体をこれに合わせつつ、作りやすい量に加減しました。
下記はオリジナルレシピ
- なす…4個(750gぐらい)
- たまねぎ(粗みじん切り)…大2個
- オリーブオイル
- 卵…大4個
- 小麦粉…大さじ山盛り2
- 塩、黒こしょう(挽きたて)
- レモン汁…少々
- なすを縦半分に切って塩をふり、1時間ほどおいてから水けを拭き取る。
- なすとたまねぎを別々にオリーブオイルで、きつね色になるまで炒める。
- ボウルにたまねぎ、なすの果肉をくりぬいて加え、いっしょにつぶす。
※なすの皮は使いません。私が使ったなすよりも皮がしっかりしているタイプだと思う。 - 3に卵、小麦粉を加えて混ぜ、塩、黒こしょう(たっぷり)、レモン汁を振ってさらに混ぜる。
- 4を耐熱容器に入れて、200度のオーブンで30分焼く。表面にほどよい焦げ目がついて、端がカリカリに焼けてきたらできあがり。
※私は全体量が少ないので25分にセット。途中で電話がかかってきて、ちょっと焦ったのですが、キッチンに戻ったらやっぱり焦げていた。
ちなみに、クークーというと、かたいオムレツのようなペルシャ料理のことで、このパギ氏のレシピはそのバリエーションだそうです。確かに食べてみると千種焼にちょっと似ている。なすの皮を捨ててしまうのは惜しいけれど、わりあい簡単に作れておいしかった。
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