藤沢かぶ
藤沢かぶは、先日開かれたかぶの勉強会で、園芸研究家の御倉多公子さんが教えてくれた山形県の伝統野菜です。
下記は、そのとき御倉さんが紹介した新聞記事(確か読売新聞)から
- 焼き畑、幻の「藤沢カブ」
山形県鶴岡市に「藤沢カブ」と呼ばれるこの地方の伝統野菜がある。カブというと白くて丸いものをイメージするが、藤沢カブは長さ10センチで細長く、小さな大根のよう。上半分がピンク色で下の方が白い。
藤沢カブは同市藤沢地区の農家、後藤勝利さん(64)らの生産グループが栽培し、市内の漬物店が甘酢漬けにして販売している。焼き畑で栽培されるのが大きな特徴で、後藤さんは「今年は畑にする山の斜面をうまく焼けた」と笑みを浮かべる。
……(略)……
しかし、この藤沢カブ、1970年代半ばに畑からすっかり姿を消し、まさに“幻のカブ”となってしまった。
焼き畑は、作付けする農家やその家族が夜明け前から一日がかりで下草を焼いていく重労働。……(略)……。農家が高齢化してこうした焼き畑作業ができなくなったり、高く売れる丸いカブに切り替えてしまったのだ。
そんな“幻のカブ”が特産品として復活を遂げるには、人と人との結びつきがあった。
「焼き畑で作った方がおいしいし、種だけは絶やさないように守ってほしい」
ある時、後藤さんは同じ地域に住む一人の年配女性にそのように言われ、おちょこ1杯分ほどの藤沢カブの種を手渡された。後藤さんはとまどった。87年頃のことだ。藤沢カブが焼き畑で栽培されなくなって10年以上になるのに、女性は庭先の1坪ほどの場所で自家用に栽培していたという。
後藤さんは「お金にはならないが、ひとり黙々と作り続けてきたばあちゃんの思いを無にはできない」と思った。
……(略)……生育がよく、無農薬で育てられる。地面が熱いうちに種をまくと発芽率も高くなる。経験的に受け継がれた技術だ。焼き畑で栽培していた丸いカブの畑の片隅に、わずかながら藤沢カブを育て始めた。
2、3年たって、同市内の漬物店「本長」の社長本間光広さんが後藤さんを訪ねてきた。後藤さんに藤沢カブの種を託した女性の家で、その漬け物を食べて感激し、商品化を思い立ったのだ。「善良買い取るので、ぜひ生産してほしい」
提案を受け、後藤さんは本格的な生産を決意した。
その子が、東京までやってきたわけです。
「どうやって食べるの?」と聞いたら
「ふつうは漬けもの。きょうのイベントではイタリアンのシェフがベーコンと炒めました」とのこと。
へーえ。それもいいかもしれない。
と思いましたが結局ピクルスにしました。ピンクがきれいだった。
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