野菜の神様の野菜
「野菜の神様」といわれた江澤正平先生を偲ぶ会には、ゆかりの野菜と果物が各地から寄せられました。戦後の高度成長時代に画一的になっていった日本の野菜を憂い、伝統野菜、地方野菜の発掘と復興に力を入れておられました。たとえば「長岡野菜」「加賀野菜」「会津野菜」といわれる野菜たちも、先生のサポートがあってこそブランド形成が可能だったのではないかと思います。
写真↑は、長岡野菜。左から「神楽南蛮」「長岡巾着なす」「さといも」。新潟県長岡中央青果(株)からご提供いただいたものです。
次は会津野菜です。左は、「会津菊南瓜」「会津小菊座」「会津早生」「会津小南瓜」などと呼ばれている日本かぼちゃ。右は赤い長蕪「館岩蕪」。福島県会津若松青果(株)からご提供いただきました。
左の写真、ドンと座っているキャベツは国産品種第一号「札幌大玉」。漬物用に使われている地方品種です。中央は、新しいじゃがいも「シャドークイン」。果肉まで紫色で、アントシアニンの抗心筋梗塞作用が注目されているといいます。右の写真もカラフルポテト「アンデスレッド」。北海道札幌市のタナベ種苗(株)のご提供です。
左から「五郎島金時」「加賀蓮根」「金時草」。加賀野菜と江澤先生の関係については、『加賀野菜それぞれの物語』で、著者の松下良さんが書いておられ、私の野菜ノートでも紹介しました。
左の「愛姫(めごひめ)」はミニ白菜。右の「ラッキー」は、江澤先生がお始めになった頒布会<おいしい玉ねぎを愛する会>で届く、おいしいたまねぎ。(株)渡辺採種場からのご提供。
甘いにんじん「千浜」。葉のないものは北海道産、葉つきは千葉産です。ご提供は横浜植木(株)。
「トンガリボウシ」(左)は、私もいただいたことがある(株)日本農林社のキャベツ。
江澤先生が朝日新聞で推奨されたりんご「さんたろう」(右)も飾られました。
このほか、かぶ、とうがらし。メロン、パイナップル、バナナ、みかん、柿などのくだものなどな ど…。偲ぶ会展示野菜のリストには、30品種が並んでいました。
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