八百屋塾③ だいこん
■まごころ野菜(千葉県JA佐原)
生と和風煮で。生は水けたっぷりで甘いのですが、どちらかというときめが粗い。かすかに苦みを感じました。和風煮で食べると、固めでだし昆布の匂いがしました。皮の近くの繊維が口に残ります。でも、甘い。
ちなみに、このだいこんは青首でふとっているミニ。「まごころ野菜」というラベルには「農家の自家用野菜・味に自信あり---私が作りました 伊藤美佐江」と名前が書いてありました。
■大蔵(千葉県富里市 小野沢克之)
煮ものにむいてるといわれる、固定種です。生で食べると、きめ細かいのですが、えぐみ、からみ、匂いが気になります。煮るとさすがにやわらかい。でも皮近くの繊維が気になりました。
■源助(石川県金沢市)
加賀野菜です。源助のシーズンは終わりに近く、旬は過ぎているとのこと。煮もので食べました。全体に味がよくまわっていますが、中心部分に苦みがあり、繊維が口に残りました。
■聖護院(京のブランド野菜)
口に入れるとスッと溶けそうなやわらかさ。何も口に
さわらず、お出しの味と、苦みを感じさせるかすかな匂いが残りました。
■本宮だいこん(渡辺採種場)
渡辺採種場のタネです。理想系、聖護院系など、16系統の血が入っているのだそうです。太さが均一でとても長い。40㎝はあります。画面に入りきらなかった。おでん屋さん用のだいこん、と聞いて急遽、生で試食することになりました。甘くクセのない味です。水分が少なめなのは、煮ものにむいている証拠でしょう。
■辛味だいこん。これも渡辺採種場の圃場から。ことし獲れたもの(右)と、冷蔵保存して1年経ったもの(左)をもってきてくださいました。大きさがだいぶ違う。1年経つと小さく、もっと辛くなるわけね。大きさを比較するには並べて撮らないとわからないな。試食はしなかった。これを試すなら、おそばがなくちゃね。
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