« 福島から届いた野菜 | トップページ | トマト菜園のトマト »

2007年11月12日 (月)

トマト菜園見学

Tomato_field03

Tomato_field02_2福島県いわき市にある「いわき小名浜菜園」を見学に行きました。カゴメの「こくみトマト」を作っている、大きな栽培施設です。5ヘクタールの温室が2つ、アジア最大の規模だそうです。
写真は施設の内部(左)、作業する人(右)。作業台は、大きな蜘蛛の脚みたいに伸び縮みして、高さを調節できます。

印象に残ったことはたくさんあります。

  • トマトが病気にならないように(ということは農薬をできるだけ使わないように)、苗の管理から作業まで最大限の努力をしていること。
  • 年に一作ということ。(何段にも伸びていくつるを、上から吊り下げて作っています)。
  • 天候には左右されない栽培施設と思っていましたが、気象データをコンピュータに送って、施設内の環境を管理していること。
  • 正社員11名、パート170名という体制。

なかでも意外だったのは、案内してくださった方の「トマトと対話しながら作る」という言葉です。つまり、たぶん日本で最先端のテクノ的(工場といってもいいほどの)栽培施設なのに、「育てる」というところでは画一的な(“モダンタイムス”的な)流れ作業は成立しなくて、多様性のある生きものを相手に、経験と勘を働かせなければならない、ということ。各区画のチーフは、つねにトマトのようすや天候をみながら、作業を組み立て、それに基づいてパートが作業するという、というお話でした。

Tomato_scissorsTomato_flower

写真↑左は、万一、一つの苗に病気が出ても伝染しないように、1本ずつ変えて使うはさみ。右はあちこちに咲いていたトマトの花。

見学後の質疑応答で、「調理用トマトという表示は必要かどうか」という話になりました。
いま、青果売り場には、大玉、ミディ、ミニ、フルーツなど、いくつかのトマトが並んでいますが、「調理用」という表示は見かけません。
私は生食用トマトでも、生で食べるよりも、スープに入れたり、オーブンで焼いたりするほうが多いので、調理用トマトがもっと出回るといいなあと思っていますが、「調理用」という表示と、トマト料理の習慣と…、どっちが先なんだろう。両輪なのかもしれないな。
でも、「生で食べるなんてもったいない」といって登場したシシリアンルージュは、その後「生でもおいしい」と、メッセージをトーンダウンとも思える方向に変えています。日本人の野菜摂取不足⇒加熱野菜への期待、という構図からも、トマトを調理して食べることで消費をのばしたい、と考える人はたくさんいるのですけれど。

人気blogランキングへ
ブログランキング 

|

« 福島から届いた野菜 | トップページ | トマト菜園のトマト »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

野菜(果菜類)」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125662/17050035

この記事へのトラックバック一覧です: トマト菜園見学:

« 福島から届いた野菜 | トップページ | トマト菜園のトマト »