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2007年11月17日 (土)

中生リンゴ戦国時代

「中生リンゴ戦国時代」というのは、最近の日本農業新聞に出ていた記事のタイトルです。それによると、リンゴの中生品種が毎年増えており、ことし大田市場に入荷した中生品種は、昨年より7つ増えて30品種、といいます。都内のスーパーの売り場には10種類も並び、担当者は「種類が多すぎて、お客さんはどれを買っていいか迷っている」とか。

[楽しい果物教室]の間苧谷徹先生によると、「早生種、中生種、晩生種のそれぞれに優秀な品種が必要」で、りんごの「中生種にすぐれた品種のないことが問題」なのだそうです。
そんなことからか、「リンゴ新品種フェア 有望な中生品種と流通について語る」という催しが、大田市場で開かれました。各リンゴ産地が、売り出したい中生リンゴの新品種を紹介し、試食させるというもの。一切れずつでも、すべての品種を試食すると、おなかいっぱいになりました。

■青森県
Toki01Hirosaki_fuji01Kitakurenai01Hosinokinka01写真左から
・トキ 「王林」×「ふじ」
・ひろさきふじ 「ふじ」の枝変わり
・北紅(きたくれない) 「リチャードデリシャス」×「つがる」
・星の金貨 「ふじ」×「青り3号(東光×リチャードデリシャス)

■長野県
Sinano_sweet01Sinano_gold01_2Sinano_piccoro01 写真左から
・シナノスイート 「ふじ」×「つがる」
・シナノゴールド 「ゴールデンデリシャス」×「千秋」
・シナノピッコロ 「ゴールデンデリシャス」×「あかね」

■秋田県
Yumeakari01Akisijuku01・ゆめあかり(左) 「はつあき」×「千秋」
・北しずく(右) 「王林」×「千秋」
秋田県では、この2品種に「秋田紅あかり」と「秋田紅ほっぺ」を加えた“あきたりんご四姉妹”をPRしていました。

■岩手県(左) ■山形県(中) ■福島県(右)
Iwate_10go01Syuyo01Fukusima_4go01左は
・岩手10号 「ふじ」×「陽光」
中央は
・秋陽 「陽光」×「千秋」
右は
・リンゴ福島4号 「ふじ」×「紅玉」

■群馬県(左) ■石川県
Gunma_meigetu01Syusei01左は
・ぐんま名月 「あかぎ」×「ふじ」
右は
・秋星 「ふじ」の自然交雑

下記は、日本農業新聞に載っていた「中生リンゴ」の解説コラムです。

  • 中生リンゴ
    リンゴ流通全体の1/4を占める。品種は「ジョナゴールド」が4割を占めるが、酸味がやや強いため、年々割合が低下している。早生は「つがる」、晩生は「ふじ」が圧倒的なシェアを占めている。

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