かぶの研究会
有名野菜品種研究会は、一つの野菜をテーマにして、①専門家による講演、②タネ屋さんの品種紹介、③食べくらべという3部構成。今回も駒込にある女子栄養大学のレストラン「松柏軒」で開かれ、その料理&サービススタッフが全面的に協力してくださいました。
写真は、③食べくらべのために配られるセットです。右側にある煮ものが2つ(B、C)と、一夜漬けで4つ(2、3、4、5)。品種名は伏せられ、番号とアルファベットのみで、外観、甘み、肉質、うまみ、総合評価を3段階でつけます。
地方品種は漬物で評価しました。X=千枚漬け、Y=日野菜漬け、Z=温海かぶ。
食べくらべで、いつも気の毒に思うのは、旬が外れてしまっている品種です。もう最盛期が過ぎて収穫の終わりに近いものといま旬のものを比べれば、差が出るのは当然のこと。今回もそんな気の毒な品種がありました。
ちなみに煮物用かぶは、「夏の雪」「冬の庄」。
煮もの/一夜漬け用は、「まるちゃん」「CRもちばな」「きらりのゆめ」「あやめ雪」
なのだそうですが、店頭でそんな表示を見かけたことがありません。まあ、そんな表示をして、どれだけ意味があるか、?マークですけれど。
かぶってふだんはあまり積極的に買わないのですが、こんな研究会に行くとその魅力が少しわかったような、ちょっとお近づきになったような気がして、何か作ってみたくなります。
- 昨日、「雑報 縄文」の12月号が届きました。編集発行している鈴木厚正さんを中心とする投稿誌(と言っていいのだろうか)。申し込んだ人に月2回郵送されてきます。
編集方針(たぶん)は、「いろんな考えがあるから面白い いろんなヒトがいるから楽しい ゆるやかなネットワークを目指す縄文人の原始メール」 さらに吹き出しが出ていて「ITより逢いてぇ」と。
で、読んでいたら、ん?「クサマヒサコの野菜ノートで、写真入りで紹介している」という1行が目に飛び込んできた。
なんだ?なんだ?
あ、有名野菜品種研究会のことだ。10月末に開かれて、書かなくちゃと思っているうちに、いまはもう12月。でも、こうなるとやっぱり書かなくちゃ、だなぁ。
と思って書いたのでした。
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