白菜の蓮華蒸し
「チム」というのは蒸し料理と訳されますが、『韓国料理文化史』(平凡社)によると韓国料理の「チム」はとても種類が多くて技法も多様。たとえば李朝時代の料理書に出てくるチムの技法は
- 蒸し器型蒸気チム
- 圧力釜型蒸気チム
- 飯釜チム(蒸し卵)
- 蒸し煮
- 湯煎型蒸し煮
- 蒸留型蒸し煮
- 湿紙蒸し煮
- 湯煎型乾熱チム
- 蒸留型乾熱チム(少量の水)
- 鍋型乾熱チム(オーブン型)
- 炭火穴型乾熱チム
- 冬瓜埋灰型乾熱チム
と12種類!
この12種類は、大きく「蒸気チム」「蒸し煮」「乾熱チム」の3タイプに分かれています。
図解を見ると、「蒸気チム」は私たちが知っている蒸し方のようです。「蒸し煮」は調味液に浸けて加熱する方法みたい。「乾熱チム」とは、「鍋、オーブン、穴などの中で加熱するとき、食品の水分が飛んでしまわないよう少量の水をまく、チムとクイ(焼く)を合体させたような加熱法である」のだそうです。
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