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2008年2月19日 (火)

果物教室① 中晩生カンキツ

Tenji02 2008年2月の[楽しい果物教室]は、中晩生カンキツ(イヨ、せとか、はるみ、まりひめ)とポンカン、キンカン、キウイフルーツ。
まず、中晩生カンキツについてのお話がありました。もともと中生カンキツとは1月から2月上旬に収穫するカンキツ、晩生カンキツとはそれ以降に収穫するカンキツのこと。研究所も、中生は広島県安芸津試験場、晩生は長崎県口之津試験場と分かれていたのだそうです。ただ、栽培地域によって収穫時期が異なりますから、中生と晩生を収穫時期で分けるのは意味がないということになり、今は中晩生カンキツと一括され、研究も口之津一カ所で行なわれています。

1_iyokan011_iyokan02◇宮内伊予柑
愛媛県 えひめ中央
伊予柑は、明治19年(1886年)に山口県で発見され、明治25年(1892年)の文献には「穴門(あなど)蜜柑」と紹介されています。
現在の伊予柑は、ほとんど「宮内伊予柑」で、昭和30年(1955年)に松山市の果樹園で枝変わりとして発見されたもの。皮はむきやすいのですが、欠点はじょうのう膜が厚くかたいこと、と資料にありました。確かに。
この日の「宮内伊予柑」の糖度は高いところで14.7、低いところで13.5。

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2_ponkon02 ◇ポンカン
愛媛県 明浜
ポンカンの原生地は、インドのスンタラ地方。中国への伝播は唐代以降で、台湾には18世紀末。で、いま台湾では、おいしいポンカンが獲れるそうです。日本にやってきたのは明治29年(1896年)、当時の台湾総督が故郷に送ったのが最初の導入とされています。
ポンカンには、形が丸いものと平べったいものがあり、これは丸い方。この日のポンカンの糖度は、高いところで16.1、低いところで14.9。

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◇はるみ
愛媛県 えひめ中央
昭和54年(1979年)に現果樹研究所カンキツ研究興津拠点が「清見」に「ポンカンf-2432」を交雑し、平成8年(1996年)にみかん農林12号「はるみ」として命名登録したもの。皮はむきやすく、袋ごと食べられます。この日の「はるみ」の糖度は、高いところで11.3、低いところで10.1。

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4_marihime04 ◇まりひめ
愛媛県 えひめ中央
愛媛県の前田美久雄さんが、クレメンチンに「南柑20号」を交雑し、平成17年(2005年)に全国農業協同組合が品種登録したもの。
皮がスベスベピカピカです。この日の「まりひめ」の糖度は、高いところで13.2、低いところで12.4。

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◇せとか
愛媛県 西宇和スマル
昭和59年(1984年)に現果樹研究所カンキツ研究興津拠点で、(清見×アンコール)に「マーコット」を交雑し、平成10年(1998年)にタンゴール農林8号「せとか」として命名登録。
独特の香りは親であるマーコットから来ている、気になる方がいるかもしれませんと間苧谷徹先生。
この日の「せとか」の糖度は、高いところで14.0、低いところで11.8。

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8_kinkan03◇キンカン
宮崎県 はまゆう
原生地は中国の長江下流域。日本に入ってきたのは鎌倉時代といわれますが、それ以前だったという可能性も指摘されており、とにかく古くからあった果物です。
まるかじりきんかん」は完熟させたもので、まるごと生で食べられるのが特徴。糖度は、皮近くが18.0 、タネに近いところが16.1という甘いものと、皮近くが15.7、タネに近いところが15.0とそれほどでもないものが発表されました。

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