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2008年3月31日 (月)

日本の食は安すぎる

Nihon_no_syoku 「やまけん」こと、農産物流通コンサルタントの山本謙治さんからいただいた新刊。『日本の食は安すぎる(講談社+α文庫)』という、過激なタイトルです。でも内容は「そうだ!その通り!」と言いたいことばかり。

たとえば、副題になっている--「無添加で日持ちする弁当はありえない--について書いている本文を引用すると

  • 無添加で日持ちする弁当なんてない!
     ある夏の頃、旅先で訪れた農家直売所で、保存料等無添加の弁当を販売していたのだが、そこのお母さんがこんな話を聞かせてくれた。
    「このあいだねぇ。主婦らしい女性がお弁当を買っていったんだけど『食べてみたら酸っぱい。悪くなってるわ』と言って店に来たの。お詫びしてから、お弁当をどうやって保存していたのか訊いたら、そのまま車の中に数時間おいていたらしいのよ。こんなに暑い夏に放置していたら、ダメになることくらいわからないのかしら。せっかく保存料とか無添加で作っているのにね……」
     この話はとても象徴的だ。「無添加」を望ながら、それに相反する「日持ちする弁当」を求める消費者。こういう消費者が多いから、食品メーカーは結局のところ、保存料をたくさん投入せざるを得ない……

ですよねぇ。「ちょっと、あなたがしてることってどういうことなのか、考えてみてよ」と言いたくなりますよねぇ。

この話が日本の食が安すぎるというところにどのように結びついていくのか……、それは本を読んでいただくとして、私自身も含め、自分の感覚で感じ、自分の頭で考えなくちゃ。
食品の偽装とか、賞味期限・消費期限のごまかしは悪いに決まっているけれど、その対策として監視を強めたり、規制を強化する方向に行くのは、お役人たちの仕事を増やし、利権の温床になり、使われる税金が増えるだけだと思う。
「消費者は王様」といわれているワガママな日本の消費者が、至れり尽くせりの日本製品とアフターサービスを生み、それが日本の強みなんだ、という話があって、それは本当かもしれない。けれど、自分の感覚と自分で考えたことを信じて行動できる、ちゃんとした王様にならないと、マズイことになりそうな気がする。

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