野かんぞう
花図鑑・野菜』(草土出版)の索引で「ノカンゾウ」をひくと、「キンシンサイ」の項目に出ていました。キンシンサイは「金針菜」と書く、中国料理で使う乾物です。ずいぶん姿が違うけどなぁ。と思ったら、金針菜はノカンゾウの花のつぼみを乾したものでした。
抜粋すると
- キンシンサイ
分類:ユリ科キスゲ属
和名:カンゾウ、萱草
カンゾウはアジア東部の山野に広く自生する多年草草本。日本でも本州から九州までの山野や田んぼの畦に自生している。春の若芽、6月から8月ごろのつぼみを食用として栽培する。キンシンサイに利用されるカンゾウにはノカンゾウとヤブカンゾウがある。
いただいたのは、「春の若芽」ですね。
『中国料理素材事典』(柴田書店)の「金針菜=カンゾウ」によると
- 古名にワスレグサがある……。そのわけはこのカンゾウの若葉を食べると、酔ったような感じになり、大げさな表現をとれば、憂いを忘れるるので名づけられたものである。日本では「○(←日本の漢字にありません)草」が、そのままワスレグサと訳されたことと思うが、中国で、この憂いを忘れるという意味をズバリ使って忘憂の別名をつけて呼ぶのは、よほどのききめがあるのだろうか?
ゆでて酢味噌でいただきました。
が、「酔ったような感じ」にはならなかった。
で、「憂いを忘れ」たかというと…。
うーん、「憂い」かぁ。それってユーウツみたいなこと??
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
「食」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
「野菜(山菜・野草)」カテゴリの記事
- ランチの野菜度 「春の鶴岡を味わう会」(2019.04.21)
- タネと人との素敵な関係(2019.02.21)
- 戸沢村からのおみやげ(2014.05.27)
- 宴の野菜度 三軒茶屋「愛と胃袋」(2014.05.26)
- 野菜の学校(8) 北海道野菜 ラワンぶき(2014.03.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント