さやだいこん
聞いてみたら「は~い。おまかせあれ~~~」という返信が入りました。
御倉さんのメールによると
だいこんの花が終わるとさやができる。その中のタネが堅くならないうちに食べるのがさやだいこんで、「どんなだいこんでも食べてみたらいけた」が、「さやだいこん用に 種がやわらかくておおきくて食べやすい品種にした」タネも売られている。でもそれは、地下のだいこん自体はイマイチで、大きくならないのだそうだ。だいこんというより「ラディッシュ味よ」と。
御倉さんは、吉田よし子先生の『東南アジア市場図鑑』(弘文堂刊)に出ている、とも教えてくれました。以下はその抜粋。
- サヤダイコン アブラナ科
サヤダイコンはダイコンの中でも根が大きくならず、柔らかく大きな果実を食べる目的で選抜された品種である。中国南部からタイ、インドに分布。……(略)……カイワレに似た香りと辛さを持ち、カイワレの青臭さがない。タイでは花茎ごとさっとゆでて食べるが、莢だけを丸ごとサラダやサンドイッチに使うといい。刻んで冷ややっこに載せてもいい。日本でももっと普及してよいハーブである。
長さは7~8㎝。重さは1g足らず。そのまま食べると確かに辛い。辛そうな香りもします。でも、サラダに入れるとオイルがマスキングするのか、それほど辛くなくなります。まるごと入れてみたら香りと辛さは残っていますが、タテに割ったらぜんぜん辛くなかった。姿が印象的な野菜です。
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