白なすと青なす
「白なす」、「青なす」とよばれていますが、色はどちらも淡いグリーン。白なすには、縞もようが入っています。
◇白なす 
このなすが入っていた袋には、「私が育てた白なす」と書いた一枚の紙。千葉県印旛沼の深山泰さんという生産者の名前、農事組合法人 船橋農産物供給センターのURLが記されています。モトは外国のタネではないかとのこと。このなすは前にもお目にかかっています。で、この手のなすは「白なす」と呼ぶのだと思っていました。
◇青なす
東京都羽村市の井上農園から届いた「青なす」。自家採種のタネだそうです。これは初めて。そうか、「青なす」という呼び方もあるんだと思いました。上の「白なす」と違い縞模様はありませんが、色は淡いグリーン。
日本語では、よく知られた一般的なものの色よりも淡い場合に「白」と呼ぶことがあります。「白うり」は淡いグリーンですし、「白味噌」は普通のお味噌よりも色が薄い。大豆の黄白色のものは「白豆」。
「白黄うり」という名前も、黄白色を示しているとも考えられますが、もともと「きゅうり」という名前は漢名の「黄瓜」から来ているといいますから、白(つまり淡い色の)きゅうりと考えてもいい。
この2つのなすは、「青なす」と呼ぶほうが実体を表しています。特に、最近は真っ白ななすも見かけますから、混乱は少ないかもしれない。けれど、「青なす」では有り体に過ぎる、というか淡い色のものを「白」と呼びたくなる、ことばの気持ちも面白いと思います。
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