« 冷凍トマトでトマトソース | トップページ | 【オトコの野菜料理】vol.3 なす »

2008年9月18日 (木)

ベビーリーフと鶏レバーのサラダ

Rs080918babyleaf04ベビーリーフという英語はないらしく、ミックスした幼葉はメスクランといいます。つづりは"mesclun"。フランス語から来たコトバです。フランス料理用語事典によると、ニースには「ムスクラン」というベビーリーフのサラダがあって、鶏レバーを合わせることもあるといいます。そこで、ベビーリーフでムスクランみたいなものを作ってみました。

作り方

  1. 上にのせるクルトンを作る。フランスパンをカットして、バターできつね色にソテーしておく。
  2. 鶏レバーはすじと脂を取り除き、食べやすい大きさに切って、5分くらい水につけたあと、流水で洗う。
  3. 2の鶏レバーを強火でバターソテーし、塩こしょう。
  4. ボウルにオリーブオイルのドレッシングをつくり、洗って水をきったベビーリーフを投入。混ぜてドレッシングがなじんだら皿に盛り、鶏レバーをのせ、クルトンを散らして、できあがり。

先日、ある野菜の勉強会で「ふだんベビーリーフを買って食べるか」という質問が出ました。すると、「買う」と答えた人はだいたい3分の1。スーパーマーケットには並んでいますが、まだそれほど一般的ではないのですね。
ベビーリーフって便利です。華やかで、レストランのような雰囲気も出ますし、包丁を使わなくて済むのがいい、という人もいます。

ベビーリーフが最初に日本に登場したのは、アメリカからの輸入品だったそうです。やがて日本でも栽培が始まった。それがいまから15~16年前、といいますから、1990年代初めです。その頃からベビーリーフを手がけている方によると、「ベビーリーフに規定はない」とのこと。要するに、どんな野菜でも「幼葉」と呼ばれる赤ちゃんの葉っぱは「ベビーリーフ」で、たいてい何種類かの葉がミックスされて袋に入っています。

ヨーロッパにはタネがミックスされていて、収穫すると自動的にベビーリーフ・ミックスになるものがあります。「ムスクラン」といいます。
『花図鑑・野菜』(草土出版)によると

ムスクランとは,北イタリアにおいて始まった栽培法のこと。イタリア語で“混ぜ合わせる”を意味する“ミスティカンツァ”のフランス語読み。野菜の少ない春先に数種類の葉菜の種子を混ぜてまき、それぞれの葉が数枚揃ったところで収穫する。

アメリカの「メスクラン」はフランス語が語源ですから、イタリアで始まったベビーリーフ・ミックスは、フランスに渡って、さらにアメリカへ、そして日本へ…ということでしょうか。

  • イタリアでの名前「ミスティカンツァ」は「中部イタリアの野草のミックスサラダ」……『イタリア料理用語事典』(白水社)
  • 「ミスティカンツァ」のフランス語読み「ムスクラン」は、「トレヴィス、チコリ、アンディーヴ、マーシュ、たんぽぽ、サラダ菜、セルフィユなどの若葉をオリーブオイルベースのドレッシングであえた、ニース発祥のサラダ。細切りしてソテーした鶏レバーを加えることもある」……『フランス料理用語事典』(白水社)

「ミスティカンツァ」「ムスクラン」のどちらも、タネ、栽培法、収穫された葉っぱ、その料理、とさまざまな意味で使われるようです。ベビーリーフというコトバとは違います。

Rs080918babyleafsb01  写真は某食品メーカーのベビーリーフです。常時6種類以上の異なった葉が入っている、と聞きました。
何種類かのタネを混ぜていっぺんに蒔くと、育ち方は草によってまちまちですから、収穫時期がずれて、いっぺんには使えない。そこで、産業的には別々に栽培して、収穫後に混ぜる、というやり方をとっているそうです。

|

« 冷凍トマトでトマトソース | トップページ | 【オトコの野菜料理】vol.3 なす »

クサマ&なかまの仕事」カテゴリの記事

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

レシピ」カテゴリの記事

料理」カテゴリの記事

野菜(葉菜類)」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125662/42514518

この記事へのトラックバック一覧です: ベビーリーフと鶏レバーのサラダ:

« 冷凍トマトでトマトソース | トップページ | 【オトコの野菜料理】vol.3 なす »