八百屋塾 さつまいも③
■紅アズマ↓
ホクホク感で全国制覇を果たしています。それだけの実力はあるし、慣れてる味。それに、登場したほかのお芋に比べて安くて、コストパーフォーマンスがいい。「値段のことを考えるとやはり紅アズマがいちばん」という意見にうなずく人が多かった。
■五郎島金時↓
「加賀の伝統野菜」なのですが、高系14号。あれ?伝統野菜なら、昔から農家に伝わるタネじゃないの?と思ったら、五郎島は昔からさつまいもの産地。そこに高系14号を導入したということだそうです。
私は、五郎島がいちばんおいしかった。ホクホクしすぎないし甘いし。
■パープルスイートロード(千葉むらさき)↓
紫いもが世に知られるきっかけは、テレビ番組が効果効能を取りあげてから。そのときの品種は、味がイマイチという評判だった。以来、紫いもというと蒸かして食べるものではなくて、加工用のイメージが強かったのですが、パープルスイートロードはそんな紫いもの悪評を覆そうと、独立行政法人農業技術研究機構作物研究所が育成したものだそうです。確かに既成のイメージとは違って、まずくありません。
■安納みつき↓
お芋好きや焼き芋にこだわる人には有名(と思う)。でも、まだ一般的ではないかも。デパートの青果売り場で見かけることがありますが、あまり売れてないみたいです。まあ、安納みつきって蒸かしたりして割ると中身がスゴイ!!のですが、ルックスはパッとしないからね。特に果皮が白いタイプはうまそうに見えない気がする。
■太白↓
懐かしい味、という声あり。ふーん、そうなの。私はもともとさつま芋がなければ生きていけないってほど好きなわけでもないからな。昔食べたかもしれないけれど、太白くんのことはよくおぼえていない。スミマセン。あまり懐かしいとも思わなかった。
■七福人参↓
果肉の色はオレンジ。食べると、ホントににんじんみたいな匂いがします。特に後味というのか後匂いというのか…。これ、カロテンの匂いでしょう。
食の好みにもトレンドがあって、いまの主流はホクホク系のさつまいも。いちばん多く作られている「紅アズマ」が代表選手です。ところが、最近ねっとり系が注目されています。たとえば、安納みつきがもてはやされたり。太白が復活したり…。でも、これは消費者がホクホク系に飽きたというより、いろんなお芋が作られ、市場に出てきて、味のバリエーションが楽しめるようになったということじゃないだろうか。
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