秋の<野菜の食卓>
[野菜の学校]のスタッフのひとり、白戸啓子さんは料理サロン<野菜の食卓>を主宰しています。晩秋の一夕、野菜づくしの食卓に招かれました。ちょっと遅刻して到着すると、もう始めている仲間も…。写真は、最初の一品「長芋のひもかわなます」がセットされた席。
当日のお料理について尋ねたところ、白戸さんから詳しい資料が届きました。以下はそれをもとにしたメモです。
■長いものひもかわなます↑
しめじや黄菊も加えていろどりの秋をいただくひと品。ひも状に切った長いものしっとりした食感を楽しみます。
昆布水につけた長いも、にんじん、きゅうりに、グリルで焼いたしめじをあわせ、なます酢につけて、最後に黄菊を加え、胡麻を散らして。
■春菊とりんごのヨーグルトサラダ↓
ジューシーなりんごと春菊の香りの組み合わせが新鮮。やさしい味のドレッシングが、あとをひくおいしさです。
春菊はやわらかい葉だけ使います。そのほか、にんじん、紫たまねぎ、りんご、松の実。ドレッシングは、ヨーグルト、アップルビネガー、レモン、はちみつ、塩、こしょう。
■栗とれんこんの煮もの↓
出しで煮た栗とれんこんのホクホク感が絶妙。
材料は栗、こんにゃく、れんこん、にんじん、鶏肉。それぞれ下ごしらえをして、炒め煮にします。味つけは、酒、みりん、砂糖、しょうゆ。
■土佐酢マリネ↓
塩をふってしんなりさせた大根と、レンジで加熱したいりこをあわせて、しょうがと赤とうがらしを加えた土佐酢につけ込んだもの。
いりこ、大根、土佐酢…、まずいわけがありません。
■厚揚げの詰めもの煮↓
野菜、肉、えびのうま味のバランスもいいボリューム感のある一品。
厚揚げをくりぬき、みじん切りにした小えび・乾ししいたけ・豚挽肉・ねぎ・しょうがを混ぜて詰め、スープで煮ます。水溶き片栗粉でとろみをつけ、ごま油をふって。
■かぶのイタリア炒め↓
オリーブオイル、にんにく、アンチョビ、ワインビネガーなど、イタリアンな味つけが、かぶにマッチする意外な一品。
野菜は、かぶのほか、エリンギ、ねぎ。炒めてからスープを加えて煮ることで野菜の甘さとうま味が引き出されます。
■千草玉子↓
中に入っているのは、にんじん、生しいたけ、三つ葉、ハム。彩りが美しく、味と食感も楽しい卵焼きです。
■里芋ごはん↓
かためにゆでた里芋を、ちりめんじゃこ、わかめといっしょに炊き込みます。炊き上がりに、三つ葉の茎を混ぜて。素朴な味が懐かしいごはんです。
■ぬか鰊と小葱の白煮↓
塩気を抜いたぬか鰊、じゃがいも、九条ねぎのお椀。ぬか鰊のおいしさを味わいつくします
■カラメルりんごアイスクリーム↓
バターと砂糖で煮てはちみつをからめた熱々のりんごを、アイスクリームにのせてアーモンドを散らしたデザート。
[野菜の学校]ではおいしいという言葉は禁句なのですが、ホントにおいしかった。ごちそうさまでした。
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