[野菜の学校]かぶ(続)
※以下、添えられた資料から
・原産地とされる高山市(旧丹生川村)は、古くは八賀郷と呼ばれ、赤紫色の丸かぶ=八賀かぶが作られていました。
1918年に、この八賀かぶから突然変異で紅色のかぶが発見され、その紅色のかぶから、形が丸く色鮮やかなものを選抜し、飛騨紅かぶが生まれました。統治の秋の冷涼な気候により、柔らかく肥大し、漬けものなどに利用します。
・収穫期は10月上旬から12月上旬まで。
・主な産地:高山市(旧高山市、丹生川村、国府町、上宝村)、飛騨市(旧古川町)
飛騨赤かぶの漬けものはとても素朴で自然な味がしました。
このほか、地方品種、珍しいかぶの仲間も展示。
■温海かぶ
・山形県
・試行色の皮ながら、中みは白色、直径10㎝前後のヨーロッパ型かぶ。肉質は硬く、山形県の山間部の焼き畑で生産される。
■最上かぶ
・山形県産
・最上地方には、このかぶと葉をゆがいて、クルミなどを入れた味噌につけて食べる「みそかぶ」という方法があるのだそうだ。
■青森赤かぶ
・青森県産
・千枚漬けに使われ、白い果肉が真っ赤になる。
■日野菜かぶ
・山形県産
・名前の「日野」は滋賀県蒲生郡にある地。その名産のアジア型のかぶ。これを漬けものにした「日野の桜漬け」が有名。今回は山形で作られている日野菜かぶ。
■黄かぶ
・静岡県産
・鈴木農園
・皮が黄色いことから黄かぶと呼ばれる。主に北海道にて栽培。サラダの素材、料理の彩り。
■こかぶ(メカブ)
・埼玉県産
・さわの青果
・小かぶのマイクロタイプ、和食、椀種にて使用。
■ルタバガ
・アブラナ科アブラナ属
・原産地:アジア・ヨーロッパ北部
・ヨーロッパでは食用とともに家畜の飼料にも。日本には明治初年に渡来。当時は主として飼料用。現在は北海道で少量生産されている。
※以上、解説は配付資料、『花図鑑・野菜』(草土出版)、『どこかの畑の片すみで』(山形大学出版会)から。
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