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2008年12月 8日 (月)

りんごの食べくらべ

Thema01 新宿高野のフルーツ教室、11月と12月の誕生果をいっしょに学びました。
写真は12月の誕生果りんご。左の大きいのは「世界一」、右奥は「スリムレッド」、右手前は「アルプス乙女」。

Apple_compare01_2 食べくらべたのは8種類です。解説は配付資料から

  • アルプス乙女
    ・長野県の波多腰邦男氏が、1964(昭和39年)年にふじと紅玉の混菜園で発見
    ・ふじ×紅玉の偶発実生
    ・1968(昭和43年)年命名
    ・肉質はやや硬く、甘酸のバランスがよい、ミニりんごの傑作・
    ※当日の糖度=10 果肉がやわらかく水分が少なかった
  • ジョナゴールド
    ・米国ニューヨーク州の農業試験場で1943(昭和18年)年に交配育成
    ・ゴールデンデリシャス×紅玉
    ・1970(昭和45年)年に秋田県果樹試験場へ導入。
    ・肉質は硬く果汁は多い。糖度は高く適度の酸味あり、濃厚な味覚。
    ※当日の糖度=12 酸味少々、香りあり。でも、ちょっとフカフカ。
  • シナノゴールド
    ・長野県果樹試験場が1983年(昭和58年)に交配育成した種子を播種選抜
    ・ゴールデンデリシャス×千秋
    ・1999年(平成11年)登録
    ・肉いつはあまりかたくない。糖度は高く多汁。濃厚な味で食味良好
    ※当日の糖度=16 シャリシャリ感、水分あり。ただし、甘みと酸味は薄く、繊維が感じられた。
  • スリムレッド
    ・群馬県農業試験場で1971(昭和46年)年に育成
    ・ふじ×あかぎの交配実生
    ・1995年(平成7年)登録
    ・果型は小玉の長円形(俵形)で、ひとりで1個を食べきれるサイズ。甘みは強くないがさわやかな味覚で果汁が豊富。
    ※当日の糖度=14 シャリシャリ感はあるが、甘みが少ない。
  • 世界一
    ・青森県りんご試験場で1930年(昭和5年)に交配育成。
    ・デリシャス×ゴールデンデリシャス
    ・品種登録はされていない?
    ・最大1㎏以上になる。
    ・肉質はややかたく、多汁。酸味が少ない。甘が多く芳香。
    ※当日の糖度=10 甘みはあるが、ややボケていて、水分が少なく極端にいうとボソボソ。繊維が感じられ、味が薄い。
  • 高徳
    ・青森県の木村甚微氏が1971年(昭和46年)に東光の種子を播種して育成
    ・ムロ×ふじ
    ・果汁がきわめて多く、糖度が高く、完熟すると果実全体に蜜が入る。
    ※当日の糖度=12 やわらかいが、甘みと香りがある。
  • ぐんま名月
    ・群馬県農業総合試験場が1971年(昭和46年)に交配育成し実生選抜
    ・1991年(平成3年)登録
    ・黄色い果皮に薄くピンクが入る。
    ・糖度が高く、果汁が豊富。黄色いりんごでは珍しい蜜入りもある。
    ※当日の糖度=13 甘くジューシーで香りがあるが、ちょっとやわらかい。
  • ふじ
    ・青森県園芸試験場で1939年(昭和14年)に交配した種子2004粒を播種して育成
    ・国光×デリシャス
    ・1962年(昭和37年)に登録
    ・果肉はやや粗い。糖度は高く果汁が多い。完熟は蜜入りで食味は最高。
    ※当日の糖度=14 ジューシーで味がある。

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