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2009年2月28日 (土)

女池菜(めいけな)

Meikena022月の八百屋塾に、「女池菜」が参考出品されました。
芦澤正和先生が監修された『地方野菜大全』の記事を読んでから、一度お目にかかりたいと思っていた新潟県の葉っぱです。

Meikena03 女池菜は、新潟市鳥屋野地区女池を中心に栽培されてる「とう菜」の一種。明治初期に新田半人というひとが、流作場(いまは同じ新潟市内)という地区の玄的から女池菜のタネを持参したのがはじまりで、以来100年以上、いまでもそのタネから採種が続けられているといいます。類似のタネは市販されているのですが、純正「女池菜」のタネは、鳥屋野地区から門外不出なのだそうです。
『地方野菜大全』には

女池菜はハウス栽培は行わず、いったん雪の下で越冬させてアクの抜けたものを、雪解け後にトンネル栽培を行い、姿・形を整えて出荷している。

ともあります。
雪の下で栽培したり、貯蔵したり…。雪国の知恵から生まれた独特の味わいのある野菜たち。女池菜もその一つなのでした。

「女池菜はおひたしにすると最高の味」とありますので、ゆでていただきました。「石川県砂丘地農試で、北陸各県のとう菜を試作した際、ネズミが真っ先に女池菜を食べたというエピソードがある」とか。なるほどうまみと甘味があります。

Meikena05 「とう菜といってもとうがまだ短く、蕾もほとんどできてないものを出荷する」とのこと。小さな蕾がついていました。

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