うこぎ新梢
そのウコギです。「新梢」と書いて「しんしょう」と読みます。山形県の方のお話によると、もともと置賜地方にはウコギの新芽を食べる習慣があったのですが、これはその新芽を10㎝くらいまで生長させたもの。
パッケージに入っていたリーフレットによると
- 山形おきたま伝統野菜
うこぎはたらのめ、こしあぶらと同じウコギ科の植物で、山形県南部に位置する、米沢市を中心とした置賜地方で食用を兼ねた垣根として利用されてきました。
これは米沢藩九代藩主上杉鷹山公が奨励したことが始まりとされ、新芽を食する文化は、春の風物詩として250余年をへた現在も受け継がれています。
これまでの新芽に加え、新梢をのばした新しい食材について、おきたま地域の栽培農家が商品化に取り組んでいます。
新梢は新芽よりも料理の最、扱いやすいのが特徴で、天ぷらにしたときにほどよい苦みを味わうことができます。
確かに、この新芽の部分だけだと、洗ったり、水けをきったり、ゆでたりするとき、小さすぎて扱いにくいかも。
リーフには、天ぷら、冷汁、おひたし、まぜごはんのレシピが載っていますが、私はとりあえずゆでて、梅酢みそで食べてみました。ほろ苦く、香り高く…。おとなの味です。
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コメント
山形のお野菜なのですね
初めてみました
歴史あるお野菜 恐れ入りました♪
春ものは苦味のあるお野菜が多いですね
梅酢とは美味しそう
爽やかなオトナ味ですね!
投稿: rosshies | 2009年3月 1日 (日) 23時41分
■rosshiesさん
コメントありがとうございます。
山菜は苦みやクセがあって、そこがらしいんですね。
春のカラダにいい、ともいいますね。
投稿: クサマヒサコ | 2009年3月 3日 (火) 06時22分