二宮神社 生姜祭り(続)
武蔵国二宮神社秋季例大祭はなぜ「しょうが祭り」なのか。
パンフレットに記述がありました。
近郷近在はもとより関東一円に鳴り響くしょうが祭りはあまりにも有名。
祭礼には神饌として「しょうが」を奉納する習わしがあり、祭礼当日は参道に「しょうが」を売る店が立ち並び、「しょうがを食べれば風邪をひかない悪病除け」といわれ、しょうがを買う多数の参拝客で賑わいます。
「神饌のしょうがは悪病除け」というのは、人が神さまと共に飲み共に食べる直会(なおらい)の延長上にある考えかたでしょう。神さまが召しあがったものをいただいて神さまとの結びつきを強くし、その力を分けてもらおうというわけです。
■生姜販売所
厄除け生姜は、式典が終わるまで販売してくれません。待っている人の列が長くなっていきますが、式典は、始まるのが遅れ、かつプログラムもいろいろあり、30分以上遅れるとのこと。
でも私は、午後は赤坂にいなければならない。時間切れになってしまった。もう帰らないと…。
あきらめて、生姜販売所の隣で巫女さん装束の人が売っていた「生姜あられ」「生姜せんべい」「うしのした」というお菓子を買って帰ることにしました。
並んでいるしょうがはこの周辺で作られているそうです。
二宮神社の秋の例大祭「しょうが祭り」には、「しょうが」と「さといも」それに「うしのした」と呼ばれるお餅が神饌(神さまの食べもの)としてお供えされます。
「うしのした」は、昔は神田(神さまにお供えするお米を作る田)で獲れたもち米で作った棒状のお餅のことです。このお餅を薄く切って、もくだい(お祭り担当役員)が氏子に配りました。「うしのした」を食べることで氏子としての自覚が生まれました。
……(略)……
このお菓子は「うしのした」を摸して寿甘(上新粉を蒸して砂糖を混ぜた餅状の菓子)で作りました。昔のように薄く切り、家族みんなで分け合って食べ、家族の絆を深めてください。
お茶ぞっぺ 中島屋 謹製
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