ももいちご
八百屋塾に愛知県の人が来ていて「“ももいちご”は、愛知県が作った“あかねっ娘”という品種。“ももいちご”というネーミングで売っている」と。なるほど、確かに「あかねっ娘」より「ももいちご」のほうがいいかも。
「あかねっ娘」を検索すると、農水省の品種登録データベースが出てきました。
愛知県農業総合試験場園芸研究所(愛知郡長久手町)において、「アイベリー×宝交早生」の選抜系に「とよのか」を交配して選抜した系統を母系とし、「アイベリー×宝交早生」の別の選抜系を父系として、昭和60年に交配し、61年に第1次選抜を行い,62年にこの中から1系統を選抜し、63年から特性検定と地域適応性試験を実施し、平成 3年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「愛知2号」であった。
ほかのネット情報によると、「ももいちご」は徳島県佐那河内村と大阪中央青果との共同プロジェクトで産まれた品種。大阪中央卸売り市場だけに入荷されるといいます。また、「あかねっ娘」は愛知県ではうまく育たなかったらしい、とも。
「あかねっ娘」から「ももいちご」へ、生産者が変わるとともに名前も変わって、高級いちごになりました。ただし「ももいちご」は徳島県が商標登録しているので、他県で作っているこの品種は「あかねっ娘」で出ています。
果肉がとてもやわらかい。これ、傷みやすいかもしれないな。
食べると、ちょっと昔のいちごの感じがしました。
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