ランチの野菜度-059 亀戸「升本」
・亀戸大根あさり鍋ランチ
・価格=1900円
・亀戸「升本」
・野菜度=★★★★☆
◇亀戸香取神社「亀戸大根福分けまつり」に、江戸東京・伝統野菜研究会会長の大竹道茂先生と山形在来作物研究会会長の江頭宏昌先生がお出ましになりました。大竹先生から「江頭先生が山形へお帰りになる前のランチを、升本でいっしょにいかがですか」とお誘いをいただき、「うわっ、ありがとうございます。ぜひ!」と。
◇あさり鍋(あさり・亀戸大根・旬野菜・太鼓橋うどん)
もとはあさりのみそ汁をドンブリめしにかけて食べる、という、カジュアルといえばいいけど、あまり上品ではない食べ方。深川飯、深川丼のお仲間です。亀戸大根を使って鍋仕立てにし、大根の菜めしにかけていただく。前に来たときのレシピとちょっと違っているかも…。と思って、7年前に書いたレポートを見てみたら、「スライスした亀戸大根が別皿で出てくるので、煮立っている鍋に入れると、ちょうどぐあいよく煮える」と書いてあった。ふーん、同じ鍋でも進化するのね。
◇麦菜めし
菜飯の菜っ葉はもちろん亀戸大根の葉。フツーの大根葉よりやわらかいから、ごはんとマッチして口の中でゴソゴソしません。
菜飯をよそい、鍋の実と汁をかけて食べます。南蛮漬け(青唐辛子を麹で長期熟成させた辛味調味料)をのせると、ピリリと引きしまる。なくてもよい。
◇亀戸大根たまり漬け 亀戸大根スティック
右がたまり漬け。塩は色ほど濃くありません。スティックの大根は、みそをつけていただきます。パリパリして、でも水っぽくなくて、よい。
◇おあがり揚げ
「これ、何だっけ?」とごいっしょした人に聞いたら、「あさりの身の何たらと大根葉と、あのモシャとした主材料は何だろう…」という返事。正体不明な揚げものです。次回ハッキリさせよう。「おあがり揚げ」という名前も不思議。
◇てんぷら
手前にあるのはししとうとかぼちゃ、奥の物体は、亀戸大根とあさりのてんぷら。大根って揚げものにすると、なんだかよくわからないや。
◇大根とあさりが大活躍。野菜度は★★★★。
■亀戸「升本」
〒136-0071 東京都江東区亀戸4-18-9
TEL:03-3637-1533
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