[野菜の学校]⑧ハンダマ
ハンダマは、金沢の金時草、熊本の水前寺菜と同じ野菜なのですが、「沖縄で食べたら違った」と、沖縄取材から帰った、“明るい管理栄養士”松村眞由子さん。沖縄では生で食べてるというのです。そこで、[野菜の学校]でも生のハンダマをピーナツバターで作ったソースで和えて試食しました。
私が「ハンダマ」という名前を初めて聞いたのは奄美大島です。そのときはゆでたものを和えてあった。「ハンダマ」は沖縄本島(と奄美大島)の呼び方、宮古では「パルダマ」、石垣では「パンダマ」と呼ばれているそうです。
■お話のまとめ
- キク科
- 熱帯アジアから中国を経由して伝わったとされる多年草。表葉は緑、葉裏は紫赤。
- カルシウム:211mg、カロテン:2450μg、鉄:1.5mg
- 葉の紫赤はポリフェノールを含み、抗酸化作用があるといわれる。紫色はアントシアニン。
- 血の薬、不老長寿の薬、増血、止血、貧血、目の病気や胸焼けなどの薬として、民間療法によく使われた。疲労時、風邪のひき始めにも効くという。
■生ハンダマのジーマミー(ピーナツ)ソース和え
ハンダマはゆでるとぬめりが出ます。生はそれほどではありませんが、やはりちょっとぬめりの気配、特有な香りも少し。生も案外いけます。
松村眞由子さんのブログに、沖縄で教わったというハンダマの炊き込みごはんが載っています。ピンク色がきれい。
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